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Material【マテリアル】
CAD/CAM冠のポイント
Q&A
Q&A
CAD/CAM冠を保険で行うためには、どのような手続きが必要ですか?
歯科医院にて新規でCAD/CAM冠の臨床を行うためには必要書類をご用意いただき、管轄の地方厚生局への届出が必要となります。詳しくは、管轄の地方厚生局にお問い合わせください。
※届出書は、特掲診療料の施設基準に係る届出の『CAD/CAM冠の施設基準届出書』となります。 なお、届出書は管轄の地方厚生局ホームページよりダウンロードができます。
硬質レジンとの違いは?
CAD/CAM冠用レジンブロック『セラスマート270』は平均粒径300nmのガラスフィラーに最適な表面処理を行いペースト中に均一に分散させるナノフィラーテクノロジーをさらに進化させた新技術『FSCテクノロジー』を採用に加え高温高圧環境下でブロック化させたものです。破壊エネルギーが2.70N・cmと高く、粘り強く壊れにくい特性を実現しています。
印象採得には何を使用するのですか?
精密印象材をご使用ください。
寒天印象材とアルジネート印象材の連合印象(アローマロイドとアローマファイン プラスなど)もしくはシリコーン印象材(エクザシリーズ・フュージョンIIシリーズなど)をおすすめします。
対合歯の印象採得は必要ですか?
間接法が必須条件となりますので、必ず対合歯の印象採得が必要です。また、理想的には作業模型上で咬合関係が安定する全顎印象をおすすめします。
装着に適しているセメントは何ですか?
CAD/CAM冠用レジンブロック『セラスマート270』は、高い強度を持っていますが、長期的安定性を考え、歯質及びメタルコア、レジンコアとCAD/CAM冠を強固に一体化する接着性レジンセメントの使用が必須となります。
○:ジーセム ONE & ジーセム ONE 接着強化プライマー(支台歯用)など
×:フジルーティングEX、ルーティング バーサなど
シランカップリング処理は必要ですか?
CAD/CAM用レジンブロック(セラスマート270)のナノフィラーと化学的に結合させるためには、G-マルチプライマーやセラミックプライマーIIなどでシランカップリング処理が必須です。接着性レジンセメント『ジーセム ONE』の場合は、支台歯側(歯質・メタル・レジン)に接着強化プライマーを使用してください。
アルミナサンドブラスト処理は必要ですか?
CAD/CAM冠内面の汚染物を除去し、接着力を向上させることを目的としてアルミナサンドプラスト処理を必ず行ってください。粒径25〜50μmのアルミナで噴射圧0.1〜0.2MPa(1〜2気圧)によるアルミナサンドプラスト処理が効果的です。
支台歯側の処理は必要でしょうか?
また、その際の支台歯の処理方法はどうしたらよいでしょうか?
支台歯の表面の処理方法は使用セメントの通法に従っていただきますが、接着性レジンセメント『ジーセム ONE』の場合は支台歯側(歯質・メタル・レジン)に『接着強化プライマー』を塗布し、10秒間放置後エアーで充分乾燥させてください。接着強化プライマーには接着性モノマーに加え、タッチキュア効果(重合促進効果)がありますので、接着強化プライマーにセメントが接触すると効果が促進されますのでセメントの塗布はCAD/CAM冠に対してのみ行います。