「日本歯科保存学会2015年度秋季学術大会(第143回)」が開催されました

 11月12日(木)・13日(金)の両日にわたり、東京都・文京シビックホールにて「日本歯科保存学会2015年度秋季学術大会(143回)/第17回 日韓歯科保存学会学術大会 併催」が開催され、約1,500名の参加登録者があり、たいへん盛会でした。
 学術大会は、「保存治療のスペシャリティの追求」をテーマに特別講演2題、韓国招待講演、シンポジウム5題他が行われました。
 大会長は、日本大学松戸歯学部歯内療法学教授の松島潔先生でした。

 特別講演では、大会長である日本大学松戸歯学部歯内療法学教授の松島潔先生を座長に、「痛みへの対応?痛みの診断・治療のスペシャリストになるために?」の演題にて、日本大学松戸歯学部附属病院顎脳機能センター脳神経外科 日本大学松戸歯学部頭頸部外科学教室教授の牧山康秀先生が、痛みの機能や診断・治療について、また、日本大学松戸歯学部顎口腔機能治療学講座准教授の小見山道先生が、痛みのスペシャリストになるために明日からどうするべきかなどを、歯科医師として一般臨床で最も多く対峙する歯痛について、原因不明の歯痛に対する解決のヒントを踏まえた内容を分かりやすくお話しされました。

 韓国招待講演では、日本歯科保存学会理事長/東京医科歯科大学(TMDU)大学院医歯学総合研究科口腔機能再構築学講座歯髄生物学分野教授の興地隆史先生を座長に、President of KACD, Department of Conservative Dentistry, College of Dentistry, Dankook University教授の Dong-Hoon Shin先生より「Introduction of NDBE (National Dental Board Examination) of Korea 」という演題にて講演されました。

 シンポジウム1では、新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔健康科学講座う蝕学分野教授の興地隆史先生をコーディネーターに、「保存治療のスペシャリティの追求」というテーマで行われました。講演1は、日本歯科大学名誉教授、日本歯科医学会会長の住友雅人先生が「日本歯科保存学会専門医の立場」の演題にて、講演2は、厚生労働省医政局歯科保健課の和田康志先生が「歯科医療の専門医制度の政策」の演題にて、講演3は、日本大学歯学部保存学教室修復学講座教授の宮崎真至先生が「保存修復の最前線」の演題にて、講演4は、医療法人社団インテリデント理事長. CT&米国式根管治療センター、日本市内療法学会の寺内吉継先生が「抜髄・抜歯しない歯内療法」の演題にて、講演5は、広島大学大学院医歯薬保健学研究院応用生命科学部門歯周病態学研究室教授の栗原英見先生が「歯周治療の最前線」の演題にて、それぞれ講演されました。

 ポスター発表では、ジーシーより「『G‐プレミオボンド』の水分量及び脱灰力の評価」、「修復用グラスアイオノマーにおけるナノフィラー含有レジンコーティング材の有用性」、「新規プライマー型レジンセメントにおける耐摩耗性評価」の演題にて弊社研究員が発表いたしました。

 展示ブースでは、1月より保険算定が可能と報じられた「ジーシーファイバーポスト」や支台築造用接着性コンポジットレジン「ユニフィルコアEM」をはじめ、根管治療システム 「NEX MTAセメント」、「NEX NiTiファイル」、「ガターパーチャソフトポイント」、「多目的光重合型1液性ボンディング材「G-プレミオボンド」、接着性レジンセメント「ジーセムセラスマート」、「ジーセムリンクエース」、シランカップリング材「セラミックプライマーII」、貴金属/非貴金属/ジルコニア用接着性プライマー「メタルプライマーZ」、フロアブルコンポジットレジン「MIフローII」の他、充填材料「フジVII」「フジIXGPエクストラ」、「フジIII/IIILC」、動揺歯固定接着材「G‐フィックス」等、新製品をはじめ、様々な製品の展示をさせていただき、多くの先生方にお立ち寄りいただきました。

 なお、次回大会は、2016年6月9日(木)・10日(金)に栃木県宇都宮市の総合文化センターにて、日本大学歯学部歯科保存学II講座教授の小木曽文内先生を大会長に開催される予定です。


東京都・文京シビックホール

東京都・文京シビックホール

会場入口

会場入口


開会式

開会式

ポスター会場

ポスター会場


展示ブース

展示ブース