「日本歯科衛生学会第2回学術大会」が開催されました (11/28)

 2007.11.28

「日本歯科衛生学会第2回学術大会」が開催されました

  11月23日(金・祝)・24日(土)の両日にわたり、福岡県福岡市の都久志会館にて「日本歯科衛生学会 第2回学術大会」が開催され、約950名の参加者がありました。
  「健康長寿への架け橋~歯科衛生の実践~」をメインテーマに特別企画リレー講演1題、シンポジウム1題、ランチョンセミナー4題、市民フォーラム1題、会員発表プログラムとして口演・ポスター発表合計100題以上の発表が行われ、たいへん盛会でした。
  大会長は、社団法人福岡県歯科衛生士会の高見佳代子副会長でした。

  リレー講演では「生活習慣病予防最前線」の演題にて東京歯科大学社会歯科学研究室教授・千葉病院長の石井拓男先生が「生活習慣病と口腔の健康」、中村学園大学大学院栄養科学部教授の坂田利家先生が「咀嚼と肥満の関連性」、愛知学院大学歯学部内科学講座主任教授松原達昭先生が「糖尿病のリスク因子としての歯周病」、愛知学院大学歯学部歯科保存学第三講座教授の野口俊英先生が「歯周病のリスク因子としての糖尿病」をそれぞれのテーマに、様々な視点から生活習慣病と歯周病の関連性をお話され、口腔機能の重要性を説かれました。

  シンポジウムは「チーム医療における歯科衛生士の臨床最前線」の演題にて行われました。基調講演として日本歯科大学生命歯学部客員教授の岩久正明先生が「多様化するニーズへのオーダーメイドの対応」のテーマにて21世紀、「社会は、われわれに何を求め、われわれは、専門職として何ができるか、しなければならないか」との問題提起にはじまり、これからの歯科衛生士に期待される方向を示されました。その後、国際ビル歯科 歯科衛生士の小杉真依子先生が「リスク検査を活用した患者支援」、伊東歯科医院 歯科衛生士 の淀川尚子先生が「歯周治療におけるメインテナンス」、北九州市総合療育センター 歯科衛生士の竹邉千恵美先生が「全身管理下における口腔ケア」、近森リハビリテーション病院 歯科衛生士の坂本まゆみ先生が「リハビリテーションにおける口腔機能の向上」をそれぞれのテーマに、異なる分野で臨床の最前線にてご活躍される方々が講演されました。講演後、社団法人日本歯科衛生士会・日本歯科衛生学会 金澤紀子会長が、他職種および多職種との連携が今後、歯科衛生士活動のキーワードになるであろうとまとめられました。

  なお、ジーシー社員も発表に参加し、ポスター発表において、11月21日新発売の歯ブラシ「ルシェロB-20M/S ピセラ」の特性について、ランチョンセミナーでは「サリバチェックミュータンスとサリバチェックIgAミュータンスを用いたカリエスリスクについて」と題し、チェアーサイドで行うカリエスリスク検査とジーシーオーラルチェックセンターによる高精度細菌検査「サリバチェックラボPCR」の概要を説明させていただきました。

  次回の第3回日本歯科衛生学会学術大会は、2008年9月6日(土)・7日(日)に神奈川県横浜市鶴見大学にて開催される予定です。


都久志会館外観
都久志会館外観
会場入口
会場入口
B1ホール
B1ホール
シンポジウム
シンポジウム
市民フォーラム
市民フォーラム
ポスター会場
ポスター会場
ランチョンセミナー
ランチョンセミナー
展示ブース
展示ブース