「第36回日本口腔インプラント学会総会・学術大会」が開催されました (9/21)

 2006.9.21

「第36回日本口腔インプラント学会総会・学術大会」が開催されました

  9月15日(金)~17日(日)の3日間にわたり、新潟市・朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター)にて「第36回日本口腔インプラント学会総会・学術大会」が開催され、過去最大となる約1,600名の参加登録がありました。
  今回は、「先進展開するインプラント治療-人種、食生活によりインプラント治療に違いがあるか-」をメインテーマに、特別講演4題、招待講演、シンポジウム3題、教育口演、課題口演、一般口演、ポスター発表、アジアセッション、歯科技工士セッション、歯科衛生士セッション、教育セミナー、市民フォーラム等、広範囲にわたる内容の発表が行われ、たいへん盛況でした。
  大会長は、日本歯科大学新潟生命歯学部歯科補綴学第2講座の畑好昭教授でした。

  特別講演Iは、「歯周補綴とインプラント」という演題にて、秋田県湯沢市開業の佐藤直志先生より、同IIは、「萎縮した歯槽提におけるインプラント埋入部の改善」という演題にて、ドイツ・フィルダーシュタット開業のDr.Axel Kirschより、同IIIは、「インプラント支持のオーラルリハビリテーションのための極度に萎縮した歯槽骨突起の再建」という演題にて、スイス・ベルン大学のDr.Tateyuki Iizukaより、同IVは、「インプラント治療の普及と歯科治療の転機」という演題にて、福岡県北九州市開業の筒井昌秀先生よりそれぞれ講演いただきました。

  シンポジウムIは、「ティッシュマネージメントの実践」というテーマにて、大阪大学の前田芳信教授を座長にイスラエル・テルアビブ大学のDr.Carlos E.Nemcovsky、アメリカ・ロマリンダ大学のDr.Joseph Y.Ken、静岡県浜松市開業の石川知弘先生、中国・北京大学のDr.Ye Linの4名の先生が講演されました。

  同IIは、「インプラント治療の適応症の拡大」というテーマにて、福岡歯科大学の松浦正朗教授を座長にアメリカ・コネチカット大学のDr.Thomas Taylor、久留米大学医学部形成外科教授の清川兼輔先生、韓国・梨花女子大学教授のDr.Myung-Rae Kim、慶應義塾大学医学部の河奈裕正先生の同じく4名の先生から解説いただきました。

  同IIIは、「インプラント表面性状と周囲組織」というテーマにて、東京歯科大学の井上孝教授を座長に、タイ・チュラロンコン大学のDr.Narong Lumbikanonda、昭和大学歯学部の宮崎隆教授、アメリカ・アイオワ大学のDr.Clark Stanford、韓国・ソウル大学のDr.Pill-Hoon Choung、の同じく4名の先生が講演されました。

  特別講演・シンポジウムのテーマを概観すると、インプラント治療が拡大に伴い増加する何章例にいかに対応するか、さらにより審美的治療結果を得るために、ハードおよびソフトティッシュマネジメントをいかに活用するか、このような問題意識が共通にあるようでした。

  なお、次回学術大会は、熊本市・熊本市民会館、国際交流会館、産業文化会館にて、2007年9月14日(金)~16日(日)に開催される予定です。大会長は、熊本市開業の添島義和先生です。 添島先生は、今回認定医更新用教育講座にて、「イミディエートローディングの適応基準とコンセンサス」という演題にて講演され、最後に次回大会のご案内を行われました。


朱鷺メッセ
朱鷺メッセ
会場入口
会場入口
満員のメインホール
満員のメインホール
展示ブース全景
展示ブース全景
展示ブース
展示ブース
会場より柳都大橋方面を望む
会場より柳都大橋方面を望む