「第49回秋季日本歯周病学会学術大会」が開催されました (10/25)

 2006.10.25

「第49回秋季日本歯周病学会学術大会」が開催されました

  10月20日(金)・21日(土)の両日にわたり、大阪国際交流センターにて「第49回秋季日本歯周病学会学術大会」が開催され、約1,500名以上の参加登録者があり、たいへん盛会でした。
  学術大会は、韓国歯周病学会特別講演、シンポジウム、臨床歯周フォーラム、ワークショップ2題、専門医教育講演、歯科衛生士セッション、ランチョンセミナー4題他が行われました。
  大会長は、大阪大学大学院歯学研究科口腔分子免疫制御学講座歯周病分子病態学・歯周病診断制御学の村上伸也教授でした。

  臨床歯周フォーラムでは、京都府・四条烏丸ペリオ・インプラントセンターの宮本泰和先生の座長にて、現在歯を失う原因の1位は歯周病であるが、一方で再生療法の応用による天然歯の保存や、インプラント等により口腔機能の維持・改善など、さまざまなオプションがある中、歯周治療とインプラント治療の現在の潮流と治療のあり方について、石川県の船渡彰芳先生、静岡県の北島一先生、同じく石川知弘先生がそれぞれご講演されました。

  ワークショップIでは、「歯周治療におけるリスクアセスメントとリスクマネージメント」のテーマで、日本歯科大学の沼部幸博教授、およびサンスター株式会社の野村慶雄先生を座長に行なわれました。沼部先生からは歯周病のリスクファクターの概念についての総論を、福岡歯科大学の内藤徹先生からはクリニカルエビデンスの考え方について、野村先生からは現在の糖尿病と歯周病との関連やその考え方について、そして、大阪府の山本浩正先生からは実際の臨床で取り入れられているリスクアセスメント、リスクマネージメントの手法の内容とご意見をそれぞれ解説いただきました。

  歯科衛生士セッションでは、「歯周治療とメインテナンス」のテーマにて、日本歯周病学会歯科衛生士関連委員会委員長の谷口威夫先生を座長に、歯科衛生士が最も歯周治療の中で関わる業務の一つであるメインテナンスの考え方やとらえ方について、各講師から発表がありました。

  ランチョンセミナーIII(主催:株式会社ジーシー)では、フリーランスの土屋和子先生から「患者さんのためになるプロフェッショナルケアとセルフケア『歯周組織の活性化を考慮した対応とそのアイテム』」との演題でご講演いただきました。歯周治療としてのセルフケア、プロフェッショナルケアにて活用いただける各種製品について、実例を踏まえてお話しいただきました。

  また、本学会会期中に開催された総会にて、弊社社長の中尾眞が日本歯周病学会功労賞を頂戴いたしました。

  なお、次回の春季学術大会は、2007年5月18日・19日に神奈川県・横須賀市にて神奈川歯科大学の出口眞二教授を大会長に開催される予定です。


大阪国際交流センター
大阪国際交流センター
A会場(大ホール)
A会場(大ホール)
B会場(さくら)
B会場(さくら)
ランチョンセミナー
ランチョンセミナー
ポスター会場
ポスター会場
日本歯周病学会功労賞の盾
日本歯周病学会功労賞の盾
展示会場
展示会場