「第31回日本顎咬合学会学術大会・総会」が開催されました

  6月29日(土)・30日(日)の両日にわたり、東京国際フォーラムにて、「第31回日本顎咬合学会学術大会・総会」が開催されました。今回は、31回大会として「新・顎咬合学 ?その魅力と可能性?」をメインテーマに、5,200名を超える参加登録があり、盛大な大会になりました。
  大会会長は、学会理事長で福島県いわき市にてご開業の小滝歯科医院 渡辺隆史先生でした。

  特別講演は南カルフォルニア大学歯学部(USC)教授のDr.Baldwin W. Marchackをお招きし、29日午前中に大会会長の渡辺隆史先生を座長に、「インプラントの上部構造」をテーマに「ALL-CERAMIC SUPERSTRUCTURES: CONTEMPORARY OPTIONS FOR DENTAL IMPLANTS」の演題にて、インプラント上部構造における様々な材料の使用について、最も現代的な選択肢とそれら素材やデザインの利点と欠点について分かりやすくお話されました。また午後には、明海大学歯学部機能保存回復学講座オーラル・リハビリテーション学分野 鈴木玲爾先生を座長に、「ジルコニア」をテーマに「THE USE OF ZIRCONIA IN DIGITAL CLINICAL DENTISTRY」の演題にて、臨床および技工的手技、そして各種セラミックの機能や特性の違いとCAD/CAMシステムに焦点を当てるほか、材料やシステムを選択する際の基準について、デジタル歯科臨床を楽しく実践するための方法を分かりやすくお話されました。

  一般市民の方々を対象とした公開フォーラムは、香川県丸亀市にてご開業の夏見歯科医院 夏見良宏先生を座長に、消費生活アドバイザーでもある日本放送協会 科学・環境番組部ディレクター 北折一先生が「ためしてガッテン流 わかる!できる!!健康情報の伝え方 ?お口の健康とメタボ対策で、二度おいしい極意?」の演題にて講演されました。歯科界では過当競争による大淘汰時代を向かえ、生き残るために患者さんに対する情報発信力、すなわち「伝える能力」が問われており「本気で歯を守るための情報」を提供・共有できるかどうかこそがカギとのこと。NHK「ためしてガッテン」での経験を踏まえ、患者への「伝わる伝え方」について楽しくお話されました。

  ジーシー主催のランチョンセミナーでは、福岡県福岡市にてご開業の河原昌二歯科医院 河原昌二先生を座長に、「審美領域少数歯欠損における診査・診断と治療選択肢」の演題にて、東京都千代田区にてご開業の歯科オーシーキューブ日比谷・日比谷インプラントクリニック 梅津清隆先生に、審美領域における患者側の治療に対する要望について、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士のクリニック一体で治療計画を決定するなかで、どのように診査・診断を進め治療方法を選択すべきかを分かりやすくお話しいただきました。

  ジーシー主催のテーブルクリニックでは、「臨床必携 簡単!高精度の咬合接触検査法の活用」の演題にて、神奈川歯科大学顎口腔機能修復学講座有床義歯補綴学分野教授 玉置勝司先生に、ブルーシリコーンとその咬合接触を診断するバイトアイBE?Iの紹介と臨床での活用法について、大学での臨床症例から早期接触の位置の正しい求め方、調整法などのお話しを、また、動画と実際に口腔でのデモンストレーションで操作手順を分かりやすく解説していただきました。

  ジーシーブースでは、ヘッドの向きが変えられる歯間ブラシ「ルシェロ歯間ブラシ」、訪問診療や介護施設などで高齢者の口腔ケアをサポートする「プラティカ ディスポーザブル口腔ケアスポンジ&オーラルアクアジェルPC」、保険用硬質レジン「ディアーナ」、動揺歯固定接着材「G?フィックス」等の製品をメインに、適合試験材「ブルーシリコーン」、歯接触分析装置「バイトアイBE-I」のほか、CAD/CAM SYSTEM「Aadva Scan」、歯科用陶材「Initial」とデケマ社製ファーネス「パナマットプレス」、今注目を浴びているクラスB高圧蒸気滅菌器「バキュクレーブ31B+」、新製品の「ハイパワーウォッシャーHW?I」等を紹介いたしました。
  また、マイクロスコープはカールツァイス社製「OPMI pico」、ユニットはイオムシリーズの新製品である「イオムレガロ」や「G-コンパクトiタッチ」を展示。近く発売される予定の新しい人工歯「ゼンオパール」も発売に先駆け展示させていただき、多くのお客様にお立ち寄りいただきました。


会場受付

会場受付

講演会場ホールC

講演会場ホールC


ランチョンセミナー

ランチョンセミナー

テーブルクリニック

テーブルクリニック


ポスター会場

ポスター会場

GC展示ブース

GC展示ブース