「第61回日本歯科理工学会学術講演会」が開催されました

  4月13日(土)・14日(日)の両日にわたり、東京都・タワーホール船堀にて「第61回日本歯科理工学会学術講演会」が開催され、多くの方の参加登録がありました。
  学術講演会は、特別講演、シンポジウム、口頭発表22題、ポスター発表55題が行われ、広範囲にわたる内容の発表でした。
  大会長は、昭和大学歯学部 歯科保存学講座歯科理工学部門の宮崎隆教授でした。

  13日(土)の特別講演は、愛知学院大学の福井壽男教授を座長に、株式会社新興セルビック代表取締役の竹内宏社長から「群れない、媚びない、属さない『町工場からのイノベーション』」と題したご講演がありました。
  “受け身“のものづくりではなく、自ら発想し自らマーケットを生み出していく“発信型工場”へ脱皮したことを熱弁され、さらに会場内に“廃材レス化”を実現した小型射出成形機他を持ち込まれ実演されました。

  14日(日)のシンポジウムおよびDental Materials Adviser/Senior Adviser特別セミナーは、大会長の宮崎教授を座長に、「歯科訪問診療の現状と器材への期待」をメインテーマに4名の講師の先生により行われました。
  演題及び講師は以下の通りとなっております。「日本歯科医師会の立場から」、日本歯科医師会常務理事の冨山雅史先生、「歯科訪問診療の現場から?歯科訪問診療の実際と地域医療連携?」、東京都歯科医師会地域保健医療常任委員会、高齢者保健医療常任委員会前委員長の細野純先生、「歯科医療機器開発における産学官連携の在り方」、日本補綴歯科学会前理事長の佐々木啓一教授、「産業界の立場から」、日本歯科商工協会の山中通三会長。

  また、13日(土)においては、弊社研究所より、「新規動揺歯固定材:ジーシー G?フィックスの特性」と題したポスター発表がありました。

  展示ブースでは、ナノフィラー技術を採用した保険用硬質レジン「ディアーナ」、耐衝撃性義歯床用レジン「プロインパクト」、急速加熱型クリストバライト系埋没材「クリストクイックIII 」、動揺歯固定接着材「G?フィックス」、14日のシンポジウムで話題に取り上げられた、訪問診療用専用器材パッケージに含まれる、高弾性付加型シリコーン印象材「ソフトフレックス」及び印象用トレーの「ディスポーザブルトレー」等、新製品をはじめ、様々な製品の展示を行いました。

  なお次回大会は、2013年10月19日(土)・20日(日)に日本歯科大学新潟生命歯学部にて開催される予定です。大会長は、同大学先端研究センター生体材料学の宮川行男教授です。


タワーホール船堀

タワーホール船堀

A会場(大ホール)

A会場(大ホール)


ポスター会場

ポスター会場

展示会場

展示会場