「GC友の会 学術講演会 東京シンポジウム」を開催しました

 7月26日(日)に、東京国際フォーラム・ホールB7にて、「GC友の会 学術講演会 東京シンポジウム」を開催し、506名の参加登録があり、たいへん 盛会でした。今回は、大阪市でご開業の南昌宏先生をコーディネーターとして、石川県金沢市でご開業の船登彰芳先生、静岡県浜松市でご開業の石川知弘先生、 福岡県福津市でご開業の水上哲也先生、の4名の先生方にご講演をいただきました。

今回のシンポジウムは、「天然歯とインプラント歯周組織と補綴物の接点を考える」をメインテーマとし、コーディネーターの南先生による企画趣旨についての紹介からスタートしました。

最初に、船登先生より「天然歯・インプラント周囲組織と補綴物の接点」という演題にて、生理的で自然な骨形態と、生物学的幅経に基づく健康な歯肉との調和の取れた相関関係を意味するBOGRという新しいコンセプトを提唱されました。

次に、石川先生より「審美、機能回復のための天然歯、インプラント周囲組織の再建」という演題にて、審美的、機能的な補綴物を最終的に支持しているのは歯槽骨、顎骨であり、今回は天然歯、インプラント周囲の歯槽骨の再生について、成功させるポイントを中心にお話し頂きました。

昼食時間をはさんで引き続き、水上先生より「外科的観点、補綴的観点からみた天然歯・インプラント周囲の軟組織のマネージメント」という演題にて、インプラントは10年設計の時代に入っており、中長期的な審美性の維持が求められている現実を踏まえ、天然歯、インプラント周囲の軟組織のマネージメントがいかに重要かを説かれました。

そして、南先生より「天然歯とインプラント歯周組織と補綴物の接点を考える」という演題にて、修復物の自然感を創出する為には、周囲歯肉や修復物と歯肉の接点というデリケートな領域をいかにマネージメントするかが重要であり、生物学的側面、審美学的側面の両方から解説頂きました。

最後に、本日ご講演いただいた全ての先生方にご登壇いただきパネルディスカッションを実施しました。4人の先生方にそれぞれ臨床ケースをご提示頂き、治療計画を含めた様々なご意見や見解、追加説明があり、最後に南先生より補綴治療の目的は、機能回復、審美回復と同時に残存歯の保護にあるとまとめて頂きました。

展示コーナーでは、7月21日に新発売になったばかりの、新しいデンタルユニット「Refino<レフィーノ>」を全国で初めてご紹介させていただきました。上質なおもてなしと診療空間のために美しさと快適さを兼ね備えたデンタルユニットを基本コンセプトに開発されたレフィーノをどうぞ宜しくお願いします。

また、9月24日発売予定のNEW CAD/CAM SYSTEM「Aadva Verita Lab<アドバ ヴェリータ ラボ>」も同時にご案内させて頂きました。フルマウスのジルコニアフレームから、バージョンアップ対応にてインプラントブリッジの製作まで可能な拡張性に富む最新のシステムで、多くの関心を集めました。

東京国際フォーラム

東京国際フォーラム

講演会場全景

講演会場全景

パネルディスカッション

パネルディスカッション

展示コーナー レフィーノ

展示コーナー レフィーノ

展示コーナー アドバ ヴェリータ ラボ

展示コーナー アドバ ヴェリータ ラボ

日本歯科商社 書籍コーナー

日本歯科商社 書籍コーナー