ジーシー独自の接着技術と高分子技術を結集したセグメントシステム
多くの先生方にご使用いただき高い評価をいただいておりますボンディング材『G-プレミオ ボンド』を光重合型からデュアルキュア&タッチキュア型に変えるための『G-プレミオ ボンド DCA※(デュアルキュアアクチベーター)』と、すべての歯科修復物の前処理として使用いただける国産初の1液性プライマー『G-マルチプライマー』を新たに開発。
近年の高まる審美修復のニーズに応えるために、新しいプライマー併用型歯科接着用レジンセメント『ジーセム リンクフォース』がここに完成。
これからの“接着臨床”を支えるセメンティングシステムが始動します。
※DCA:Dual Cure Activator(デュアルキュアアクチベーター:光+化学重合のための化学重合開始剤)
ジーセム リンクフォース
審美修復における接着臨床の課題として、セメントの摩耗による着色や2次カリエスがあげられます。
これらの課題に対し、ジーシーは「MIフィル」「セラスマート」などで培われたナノフィラーテクノロジーをレジンセメントに応用。
また、強固なレジンセメント層を形成するために反応性の高い2種類の重合開始剤を採用することで、高い強度と今までにない優れた耐摩耗性を発揮します。
Gプレミオボンド+Gプレミオボンド DCA
歯質接着性モノマーである「MDP※1」「4-MET」を配合したボンディング材「G-プレミオ ボンド」と新開発のデュアルキュア アクチベーター「G-プレミオ ボンド DCA」を1:1で混和することで、光重合型からデュアルキュア(光+ 化学重合)型プライミングボンドになります。
この混和液※2がジーセム リンクフォース レジンセメントと接触すると、タッチキュア効果によりセメントの硬化が促進されるため、光を通さないメタルセラミックスや光の通りづらいジルコニアの症例でも、高い接着性能を発揮します。
- ※1 MDP:10- methacryloyloxydecyl dihydrogen phosphate
- ※2 混和液(1:1)は、塗布後20 秒放置し強圧エアーで乾燥を行います。但し、G-プレミオ ボンドのみで使用するラミネートベニアの歯面処理は、塗布後10秒放置し強圧エアーで乾燥を行います。
G-マルチプライマー
すべてのマテリアルに対応する接着性モノマーを配合した、国産初の1液性プライマー「G-マルチプライマー」。
“歯質以外の修復物は、G-マルチプライマーで”というシンプルさは、煩雑な“接着臨床”において簡便で強固な接着を実現します。
接着性モノマー |
接着対象 |
リン酸エステル系モノマー 「MDP」*1 |
ジルコニア、非貴金属 |
チオリン酸エステル系モノマー 「MDTP」*2 |
貴金属 |
シランカップリング剤「γ-MPTS」 |
セラミックス(長石系・リチウムシリケート系) ハイブリッドレジン(CAD/CAM冠含む) |
- ※1 MDP:10- methacryloyloxydecyl dihydrogen phosphate
- ※2 MDTP:10-methacryloyloxydecyl dihydrogen thiophosphate