笑顔あふれる歯科医院を形に
理念を実践する取り組み
2023年11月に開院した「うちだ歯科医院」では、笑顔になれる場所を目指し、その源となる患者さんの喜びを育んでいる。
空間とシステムの両面で安心・安全の診療を提供していく
谷津山や駿府城公園に囲まれ、自然や文化に恵まれた静岡市葵区に開院した「うちだ歯科医院」。そのエントランスを抜けると、家のリビングルームにいるかのような空間が広がる。
「患者さんは辛い思いをされて歯科医院に来られる方が多いので、リラックスできる空間で少しでも安心感を与えたいと思い、院内を自宅のような雰囲気に仕立てました」
そう語るのは院長の内田聖也先生。“患者さんが安心して通うことができ、かかわる仲間含めて、みんなから笑顔があふれるクリニックを創造する”という理念のもと、さまざまな取り組みを行っている。その最たる例が衛生管理である。内田先生は開院前から準備を進め、第一種歯科感染管理者の資格を取得。感染予防マニュアルを作成し、スタッフへの教育を徹底している。また、運用していく中でスタッフと議論を重ね、清潔・不潔のゾーニングなど院内のシステムを構築した。
「患者さんとスタッフが安心して通える、働ける環境を作らなければならないと考え、特に衛生面は力を入れました」と内田先生は力を込める。
わかりやすい視覚的な説明で患者さんの意識を変えていく
「うちだ歯科医院」では、診療において患者さんへの説明を重要視しており、初診時にはIOSでスキャンした画像を用いるなど視覚的にわかりやすい説明を心がけている。また、治療計画の説明の際は複数の選択肢を提示するようにしている。患者さんが治療内容を理解し、自ら選択することが治療成功の鍵になると考えているためである。丁寧な説明に加え、患者さんにも考えてもらうことで、患者さんの口腔に対する意識が変わってくることを実感しているという。
医院の理念を支えるシンプルなジーシー製品
診療の根幹をなす診療ユニットには「イオム 和」を選んだ。いろいろな医院での診療経験を持つ内田先生は、ジーシーのユニットがもっとも使いやすいと感じているという。
「ジーシーのユニットは、とにかくシンプルなところが気に入っています。また、ポジショニングが自在にとれるところや、円形タイプのフットコントローラーなどにより、施術中に疲れにくいのも良いですね」
それに加えて、イオム 和は従来よりもバキュームの吸引力が上がり、大口径タイプのバキュームチップ「カニューレ」を使うことでエアロゾル対策もできることが決め手になったそうだ。
またユニット以外にも、X線CT診断装置、マイクロスコープ、滅菌器など、大型製品の多くにジーシーの製品を採用。いずれも、シンプルで無駄がないところを高く評価している。
笑顔の源となる患者さんの喜びを追求
笑顔があふれる歯科医院を目標に歩みを始めた「うちだ歯科医院」。内田先生は、スタッフがやりがいを持って仕事にあたることが、目標への近道だと考えている。
「医療機関は、相手に“ありがとう”と言ってもらえる数少ない仕事だと思っていて、そこにやりがいが生まれてきます。患者さんに喜んでもらい、感謝の言葉をいただくためには、自分やスタッフの技術、院内の雰囲気、安心や安全の提供など、すべてがかかわってきます。その一つひとつに丁寧に取り組み、日々目標に向かっていくことが大切です」
そんな内田先生の真摯な姿勢から、患者さんが安心して心からの感謝を伝える様子が目に浮かんだ。