アンデルト歯科・矯正歯科 渋谷道玄坂通

アンデルト歯科・矯正歯科 渋谷道玄坂通
東京都渋谷区道玄坂

医院・カフェ・ジムの斬新なスタイルで
患者さんのデンタルIQ向上を目指す

‶繰り返しの治療を防ぐには"を追求してたどり着いたのは、
カフェとジムの併設により全身にアプローチできる新しい形の歯科医院だった。

 

カフェとジムを併設した歯科医院の開業

 

 2023年9月、大規模な再開発が進む渋谷に、歯科医院・カフェ・ジムの複合施設「アンデルト」が開業した。大型商業施設の2階に位置し、90坪に及ぶフロア中央の受付を囲むように歯科医院・カフェ・ジムが並ぶ。
 なぜ、歯科医院とカフェとジムなのか? その答えは「アンデルト」のコンセプトの“健康は、口から始まる。”にある。
 「う蝕や歯周病は生活習慣病です。精度の高い治療を施しても、生活習慣が変わらなければ再発し、治療を繰り返すことになります。繰り返しの治療を無くすためには根本から改善する必要があると考えました」
 そう語るのは、「アンデルト歯科・矯正歯科 渋谷道玄坂通」の院長であり3施設のトータルプロデュースを手がける山本千博先生。強い信念から導き出されたのが、日々の食生活や運動習慣に直接アプローチして全身の健康増進を叶える歯科医院・カフェ・ジムの複合施設だった。

 

歯科を目指したのは“ゼロをプラスにできる”から

 

 「アンデルト(ANDELT)」という名称はDENTALのアナグラム、すなわち文字の順番を置き換えたもので、“歯科の枠にとらわれない”という意味が込められている。
 山本先生は、スポーツトレーナーで体育大学の教授であり医学博士でもある父を持ち、お父様の医学書や人体解剖図を絵本代わりにしていたという。こうした幼少期を過ごした山本先生が、人体や医療に興味を持ったのは自然の流れと言えよう。
 マイナス(疾患)を治療してゼロ(元の状態)にするアプローチではなく、ゼロ(健康)からプラス(さらなる健康)にアプローチできると考えて歯科の道を選び、大学ではスポーツ歯科を専攻。咬み合わせや姿勢がアスリートのパフォーマンスに大きく影響することを目の当たりにしたことが、「アンデルト」の着想につながった。

 

注力する予防の中核にジーシーのユニットを

 

 山本先生の診療は、患者さんの現状の視覚化と問診から始まる。視覚化には、口腔内スキャナによる撮影や唾液検査などの検査を用いる。問診では、主訴にとどまらず治療歴や患者さんの要望を丁寧にヒアリングする。詳細な分析と、それに基づくリスク管理や治療方法の立案は、患者さんの納得度も高いそうだ。
 診療で特に注力しているのは予防歯科で、ユニットを選定する際には予防の中核を担う歯科衛生士の意見を積極的に取り入れ、ジーシーのイオム アクアを導入した。
 導入の主な決め手は、歯面清掃用器具のキット エアフローを内蔵できることと、円形でシンプルな形のフットスイッチだったという。また、「ユニットの故障が少なくコストパフォーマンスが良い点も導入を後押ししました」との理由も明かしてくれた。実際の使用感について尋ねると、円形のフットスイッチは左右にポジションを変えても操作しやすいと、歯科衛生士の間で好評とのことだ。

 

受診率を上げて患者さんのデンタルIQを高めたい

 

 最後に、山本先生にこれからの取り組みについて伺った。
 「学生の頃から、どうしたら受診率を上げられるかを考えていました。受診のきっかけは、ジムからでもカフェからでもいいと考えています。当院は間口が広い分、情報の伝え方が難しいのですが、“健康は、口から始まる。”というコアメッセージをさまざまなチャネルを通じて訴えて来院していただくことで、患者さんのデンタルIQを高めていきたいと考えています」
 「アンデルト」のコンセプトを広めるために今年1月にはSNSチームを発足し、YouTube、TikTok、Instagramで情報を発信する体制を強化。さらに、PMTCや栄養指導、ジムでのコンディショニングチェック、アセスメントなどを月額制で提供するサービス「アンデルトメンバー」をスタートした。
 山本先生と「アンデルト」による革新的な取り組みが、歯科の新たな局面を切り拓くことを期待してやまない。