オハナ歯科クリニック

オハナ歯科クリニック
神奈川県大和市大和南

患者さんに寄り添い “オハナ(家族)”に

2022年4月、神奈川県大和市に開業した「オハナ歯科クリニック」。
長年の勤務医経験を活かし、地域に根ざした寄り添う歯科医療を目指す。

盟友からの一言で開業を決意

 

東西に相鉄本線、南北に小田急江ノ島線が走り、東京、横浜へ1時間以内で移動できる神奈川県大和市。「子育て王国 大和市」を標榜するこの街は、多種多様な子育て支援が実施されている。そんな大和市で今年4月に開院したのが「オハナ歯科クリニック」である。「オハナ(‘ohana)」とは、「家族」を意味するハワイの言葉だ。待合スペースなど随所にハワイを想起させる装飾が施され、やすらぎを与えてくれる。
 院長の菅 浩一郎先生は20年以上勤務医として勤め上げ節目となる今年、開業に踏み切った。菅先生は開業に至るまでの想いを振り返る。
 「もともと、開業するつもりはありませんでした。きっかけは20年来の盟友である歯科医師からの一言でした。『今後の歯科医師人生はどうするの?』と言われた時、答えられなかったんです。それから今のままではダメだと思い、開業を考えるようになりました」
 年齢を重ねても「どこか雇ってくれるところはあるだろう」と楽観的に考えていた菅先生に対して、盟友は「歯科業界や歯科医師人生はそれほど甘くない」と自分の医院の現状や内部をさらけだして切々と説いてくれたという。ならば今できるうちに「私の医院を築きたい」と一念発起し開業に至った。

 

 

医院候補地の選定からジーシーとディーラーとの二人三脚

 

 きっかけを与えてくれた盟友は、開業に際しても後押しをしてくれた。その盟友から紹介を受けたのがジーシーとディーラーだった。
 「ジーシーとディーラーの担当者には、物件探しの段階から開業をサポートしていただきました。『駅から少し離れた郊外で、地域に根ざした歯科医療がしたい』と相談したところ、市場調査を基に立地状況や道路情報など、様々な要因を分析され、この地を提案していただきました。そして一緒に何回も足を運んで決めました」

 

ニーズを追求し選び抜かれた診療用大型機器

 

 コロナ禍の開業ということもあり、感染対策には十分に考慮した。ウイルスを99.95%除去するという、医療用空気浄化装置を導入。患者さんが安心・安全に治療を受けられる空間を創り出した。
 ユニットは水の衛生環境に配慮されたイオム アクアを3台導入した。驚いたのはそのラインナップの豊富さだったという。
 「ドクターユニットがオーバーアームタイプで、チェアはカンタータイプ。ここは譲れませんでした。イオム アクアは種類も豊富なので、私の要望にピッタリ合ったユニットを選ぶことができました」
 さらに、オプションでドクターユニットのトレーを大型にするなど、カスタマイズも加えた。
 X線装置はAadva GX-100 3Dを導入。菅先生はこれまで使用していたものと比べて、様々な面で違いを実感しているという。
 「画像が鮮明であるところを最も評価しています。透過像がくっきり見えますし、根管治療やインプラント治療に必要な情報がしっかり映ってきますので、大変満足しています。患者さんからもわかりやすいと好評を得ています」

 

 

患者さんに寄り添うために丁寧な説明を

 

 ジーシーの開業サポートを受け、充実の設備で開業を迎えた「オハナ歯科クリニック」。開業してみると、思わぬ患者さんのニーズがあり驚いたという。そのニーズとは「ホワイトニング」で、開業から多くの自費件数の中で7人もの患者さんがホワイトニングを希望された。「ホワイトニングの告知は行っていなかったのですが、こんなにも希望が多いとは予想していませんでした。ジーシーにはトータルでサポートしていただいていたので、ホームホワイトニング『ティオン ホーム プラチナ』、歯が白くなる薬用ハミガキ『ルシェロ 歯みがきペースト ホワイト』といった材料をいち早く患者さんに薦めることができました」
 菅先生の診療方針は「患者さんに寄り添う歯科医療を行う」である。「寄り添う」ために大切にしていることは「丁寧な説明」だと強調する。
 「患者さんの状態や要望によっては、自費診療になることもあります。そうした場合でもメリットとデメリットをしっかりとお伝えして、患者さんに納得していただくことが大切です。医療者側の都合ではなく、患者さんに最適な選択をしなければなりません。それが、患者さんに寄り添うことだと思います」
 患者さんに寄り添い、信頼を築いていく。患者さんも“オハナ(家族)”になってもらいたい。そんな願いを込め、「オハナ歯科クリニック」は着実に歩み始めた。