患者さんとスタッフに良い環境を
“人のために”を掲げる歯科医院
歴史ある京都の地にて、2023年にオープンした「堺町御門デンタルクリニック」。
理想とする設備、人材を整え、心から満足してもらえる医療を届けている。
勤務医生活で抱いた想いから開業を決意
京都御所・堺町御門にほど近い、堺町通に面したビルの2階に開院した「堺町御門デンタルクリニック」。通りは京町屋の街並みが維持され、医院が入るビルも瓦屋根がデザインされた風情ある外観となっている。
院長の建林 学先生は、大学卒業後京都市内で10年勤務医として研鑽を積んだのち開業に至っている。建林先生いわく、勤務先は恵まれた環境で当初開業は考えていなかったが、一方で限界を感じていたという。
「勤務医では難しいと感じたことが主に2つあって、ひとつは大型機器の導入です。細かな機材を選ぶことがありましたが、大型機器までは勤務医が決めることはできませんでした。もうひとつはスタッフについてです。自分が理想と考えるスタッフ体制の構築に、チャレンジしてみたいと思ったんですよね」
自身の想いを具現化した医院を作るため、建林先生は開業を決意した。
触れてわかったジーシーユニットの強み
医院のユニットの選定においては、建林先生が勤務医時代に感じていた不満を解消できるということが決め手になったという。
「勤務先のユニットにおいて、メンテナンス対応などで信頼関係を築けませんでした。自分の医院には、きちんと対応してくれるところを選びたかったのです」
そこでディーラーに相談したところ、紹介されたのがジーシーだった。建林先生はそれまでジーシーのユニットをほとんど使用したことがなかったが、担当者の誠実な対応を見て、「イオム アクア」の導入を決めたそうだ。
このように、メンテナンスを重視してイオム アクアを使うようになった建林先生。ユニットの性能はどのメーカーも大差がないと考えていたものの、導入後にその印象が一変したという。
「シンプルで余計なボタンがなく操作しやすいのが良いですね。加えて、歯面清掃のエアフロー機器がユニットへ内蔵されているところが気に入っています。備え付けられていることで使いたいときにすぐ使えて効率良い診療ができています」
患者さん一人ひとりに寄り添う診療
「堺町御門デンタルクリニック」では、初回カウンセリングには必ず1時間枠を取り、患者さんと膝を突き合わせて話をするという。
「当院では、治療を始めるまでに治療について患者さんに確実に理解してもらうようにしています。そして何より、我々が尊重するのは患者さんの意思です。患者さんに寄り添って、満足度の高いサービスを提供していきたいのです」
診療面では、患者さんのあらゆる要望に応えられるような体制を整えており、一般歯科を基本としながら、歯周外科やインプラントなども積極的に行っている。また、同じビルの耳鼻科医院と緊密な連携がとれていることも特徴で、難治性上顎洞炎への対応や、口腔機能発達不全症に対する医科歯科連携治療、睡眠時無呼吸症候群に対するスプリントの装着など、歯科だけでは難しい症例もフォローを可能にしている。
「歯科衛生士が主治医」の歯科医院を目指して
「堺町御門デンタルクリニック」は“人のために”という理念を掲げている。
「“人”とは、患者さんはもちろんですが、スタッフも含んでいます。両者にとって居心地の良い環境でこそ、質の高い医療が行えるという考えを込めました」
開業の要因のひとつとなったスタッフへの想いは建林先生の根幹にある。幸いオープニングスタッフは勤務医時代のつながりから信頼できるメンバーを揃えられたそうだ。そして、今後はスタッフの力を活かした新たな展開を考えている。
「将来的には、歯科衛生士が主治医と言えるような医院を作っていきたいです。いま私が行っているカウンセリングを歯科衛生士も行えるようになり、より充実した体制で患者さんを迎えられるよう努力を重ねていきます」
患者さんもスタッフも満ち足りる歯科医療を。建林先生は思い描いたままに、着実に形にしていく。