和田歯科医院

和田歯科医院
横浜市栄区桂町

いつも心の片隅にあり続ける 歯科医院を目指して

小児科・内科の医院と同じ建物に開院した「和田歯科医院」。
そのメリットも活かしつつ、地域に愛される歯科医院へと邁進する。

2階には小児科・内科地域に貢献する医科歯科連携体制

 

 横浜市栄区の川沿いに整備された遊歩道。そのゆったりとした風景からほど近い住宅地に2020年4月に開院したのが「和田歯科医院」。ここは和田雄輔院長が生まれ育った場所であり、2階には、父が診療する小児科・内科の「和田医院」がある。
 鶴見大学歯学部を卒業後は母校の小児歯科学教室に籍を置き、2年にわたって研鑽を積んだ。その後、川崎市内の歯科医院で多くの経験を重ねた。勤務医として10年という節目を迎えて開業を意識し始め、父に相談したところ、「和田医院」の1階スペースでの開院を薦められたという。
 「もともと1階はガレージ兼物置として使っていた場所なんです。父が元気なうちに開院して安心させたいという思いもあり、提案を受けました」
 和田院長は小児科・内科と同じ建物で開業することで、他にない強みを発揮できるのではと考えている。
 「例えばご高齢の患者さんは、何らか全身疾患を抱えていることが多いです。もちろん同意を得たうえでですが、そうした情報を医科と共有できれば、患者さんのリスクを把握して診療にあたれますし、何かあったらすぐ医科と相談できるのも心強いです」

 

遊び心にあふれた院内

 

 「和田歯科医院」には、随所に和のテイストが散りばめられている。畳の素材で診療室の札を作っていたり、院内表示に毛筆を使用したりと実にユニーク。ここには和田院長の堅苦しくない、親しみやすい医院にしたかったという思いが表れている。
 医院の設計において特にこだわったのは、キッズスペースとスタッフルームだという。キッズスペースは待合室側から区切り、子供が思い切り遊べる広さを確保。治療の前後でお子さんや保護者の方がリラックスできる場となっている。また、スタッフルームもスペースを大きくとり、一部を畳張りにしてスタッフがしっかりくつろげるようにしている。
 「当院では小児歯科にも重きを置いていますが、エネルギーに満ちた子供たちを診療するには、スタッフにそれ以上のエネルギーが必要だと思うのです。元気に働いてもらいたいと考え、スタッフルームも充実させました」と、患者さんやスタッフたちへの思いやりをにじませる。
 ユニットはイオム アクアとルアーナを採用した。和田院長はイオム アクアを選んだ理由をこう語る。
 「勤務医時代から、ユニット給水管内に付着する細菌が気になっていて、その対策がしやすいというイオム アクアを選びました。ブルーのライトが象徴的なデザインも目を引きますし、ビジュアル的にも気に入っています」

 

 

安心・納得の治療のため口腔内カメラを活用

 

 「和田歯科医院」では、子供からお年寄りまで安心して受診していただくことをモットーとしている。そのために活用しているのが、口腔内カメラ「G-カム FINE」を利用した説明だ。
 「治療を受けていても、何をされたかわからないという状態ではやはり患者さんは不安だと思うんです。説明の際に口腔内の写真を見せてあげることで、患者さんに理解していただけますし、次も安心して来院してくれると思っています」
 「G-カム FINE」での撮影は初診時だけでなく診療ごとに行っており、患者さんの口腔内の健康に対するモチベーションアップを実感できているという。