通いやすく、働きやすい 患者さんもスタッフも安心の歯科医院
札幌市街の駅前に開業した「月寒ファミリー歯科医院」。
スタッフが集中しやすい環境を整え、地域の患者さんに貢献している。
スタッフの働きやすさを意識し清々しい診療空間が実現
札幌駅から地下鉄で約10分の月寒中央駅。その出口から出て目線を上に向けると、すぐに医院名が目に入る。駅間近のマンションの2階テナントにて、2018年に開業した「月寒ファミリー歯科」だ。
院長の多田友彬先生は生まれも育ちも北海道で、大学を卒業後、道内の歯科医院で経験を積み、開業に踏み切った。
開業にあたり、多田先生にはある思いがあった。それは医院スタッフ全員が働きやすい歯科医院を作るということ。受付担当であれば予約管理や会計などの受付業務に、歯科衛生士であれば予防処置や診療補助といった本来の業務に集中できる環境を整えることで、気持ちよく働けて、パフォーマンスも発揮できると考えた。
環境整備に向けて初めに行ったのは本来の業務に集中できない要因の洗い出しで、そこから浮かび上がった問題点は ”モノの多さ” だったという。
「モノには2つの意味があります。ひとつは物理的な物で、もうひとつは煩雑な作業です。それぞれ見直し、どちらも可能なかぎり少なくするよう努めました」と、多田先生は医院のコンセプトを語る。
不要な部分をそぎ落としてコンパクトに設計された院内は、スペースの限られるテナントでありながら広々と感じられ、実に清々しい。
コンセプトに合ったユニットと万全の衛生管理体制
診療ブースに設置されたユニットは、いずれもイオム レガロだ。
「ボタンやフットペダルのシンプルな作りが気に入りました。また、角のない丸みを帯びたフォルムにより清掃がしやすいとも感じています。イオム レガロは思い描く医院のコンセプトと合っていて、迷わず選びましたね」
また、コンパクトな院内とはいえ衛生管理の体制は万全。開業時から滅菌器にバキュクレーブ31B+とメラクイック12+などを導入し、加えて1年後には、ウォッシャーディスインフェクター「メラサーム10」を追加で導入した。感染リスクを限りなくゼロに近づけることで、患者さんはもちろん、医院スタッフも安心して日々の業務にあたれる。とりわけメラサーム10は、器具の確実な洗浄・消毒と作業量軽減により、医院スタッフの働きやすさ向上につながったことを実感しているという。
通いやすいかかりつけ医院として堅実に進む
「月寒ファミリー歯科医院」という医院名には、地域のかかりつけ医院として ”小さなお子様からお年寄りまで家族で通ってほしい、歯科医院に不安を感じる方でも気兼ねなく来てほしい” といった多田先生の願いが込められている。それを形にするべく、どのような治療においても痛みをできるだけ抑えることをモットーに、診療にあたっているという。また、平日の受診が難しい患者さんのために土日も診療を行っている。
現在「月寒ファミリー歯科医院」には多田先生のほかに歯科衛生士1名、受付1名、非常勤歯科医師男性1名、女性1名が勤務している。将来は歯科衛生士を増員し、さらに予防に注力する計画だが、「ミスマッチを防ぐため採用は焦っていません。今は現メンバーの結束を強め、できることに取り組んでいます」と多田先生は堅実な姿勢を崩さない。さらに自身の課題として「患者さんのためにもっと治療技術を伸ばしていきたい」と謙虚に語る。
働きやすく整えられた環境で医院スタッフ全員が力を発揮し、患者さんを真摯に迎え入れる。地域の患者さんにとって心強い存在として、多田先生たちの尽力は続いていく。