レセプト(診療報酬明細書)
レセプト
レセプト(診療報酬明細書)とは、保険治療で掛かった費用を保険者に請求するために使用する書類です。
保険治療では、保険者に費用を請求できる治療方法や使用材料が決められており、カルテ(歯科診療録)に記載した治療内容を定められたルールに従ってレセプト(診療報酬明細書)に転記し、保険者に請求します。
レセプト作成時のルール
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1人の患者さんに対して1医院1保険者1ヶ月1枚のレセプトにまとめて記載する(同一月中に3回の保険治療を行ったら3回分の合計)
ただし、以下の場合は分けて作成する
1. 治療を行った医療機関が異なる場合は、医療機関毎に作成する
2. 患者さんの加入する医療保険の保険者が同一月中に替わった場合は保険者毎に作成する - 作成したレセプトは治療月の翌月に提出することが原則(9月の治療分は10月に提出)。
- レセプト用紙に記載する保険点数は、1点が10円で計算される
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レセプトの記入に鉛筆は使用できない
訂正する場合は修正液や修正テープは使わず、二重線で取り消して行う - レセプトの作成には、「定められた様式の紙へ手書きで記入する方法」「歯科用レセプトコンピュータを利用して入力し、紙へ印刷する方法」「歯科用レセプトコンピュータを利用して入力し、電子媒体(CD、MO、フロッピーディスク)に記録する方法」の3通りの方法がある
- 審査支払機関(社保、国保)へ提出する方法には「紙での提出」「電子媒体(CD、MO、フロッピーディスク)を用いた電子データでの提出」「インターネットを利用したオンラインでの提出」の3通りがある。
- 2015年4月からは、紙での提出が原則として認められなくなり、「電子媒体」「オンライン」を利用しての提出のみとなっている。