築き上げた新たな“城”で 地域に高度な歯科医療を
熊本県・八代市で30年近く診療を行ってきた「竹田歯科医院」。
長年抱き続けた理想を実現するため、念願の移転を成し遂げた。
大願叶い城跡を仰ぎ見る中心地に移転
古より歴史の舞台となり、政治と文化の中心であり続けた八代城。その名残をとどめた城址公園を向かいに見る八代市の中心地に、新生「竹田歯科医院」が誕生した。
竹田博文院長は、現医院から50メートルほど離れた場所で27年間診療を続けてきた。移転による医院のリニューアルは、竹田院長の15年来の夢だったのだという。自らの理想とする診療が実現できる場所を求めて待ち続け、ついに念願叶い2020年3月に移転開業を遂げた。
地域になくてはならない高度治療のできる歯科医院
「患者さんにきちんと専門的な治療を提供し続ける歯科医院にしたいというのが、開院以来の理念です」
竹田院長が「竹田歯科医院」を開院したのは1993年。29歳の時だった。
竹田院長は日本口腔インプラント学会専門医、日本歯周病学会歯周病専門医の認定を取得するなど技術を磨くとともに機器も揃え、高度な医療を提供できる環境を整えていった。地域での評判は高まり、八代市内のみならず熊本市や水俣市など近隣の市町村からも患者さんが訪れるようになり、さらに近年では他の歯科医院や病院などからの紹介も増えているという。
地域の歯科医療を牽引する存在となった竹田院長は、より専門的な治療を行うべく設備投資を検討するが、そこには大きな問題があった。
「前の医院の場所はビルのテナントで、スペースに限界があったのです。設備を増強したくても、置き場所がないため導入できないというジレンマがありました」
竹田院長にとって、医院の移転は自身の理念を実現するために不可欠だったのだ。
完全個室のオペ室で安心・安全な治療環境を
移転に際して竹田院長が最もこだわったのはオペ室だ。完全個室にして衛生面に万全を期すことにより、安全に手術できる体制を整えた。
「フラップ手術、埋伏歯の抜歯、インプラント……。いずれも、歯肉を切開して創のある状態にするわけですから、個室で行うのが理想だと思うのです。移転前はオペ室がなかったため、朝一番に他の患者さんを入れないで手術していました。移転によりようやく理想的な環境でオペも行えるようになりました」
コアとなる設備は対応の早い業者に任せたい
診療ユニットはイオム アクア5台、G コンパクト i タッチ1台の計6台。移転を機にすべて新機種に置き替えた。また、歯科用CTにはプロマックス2D/3Dを導入。竹田院長がこれら設備にジーシーを選択したのには理由があった。
「ユニットやCTが壊れてしまうと診療自体がストップしてしまいます。ここに求めるのは、とにかく早い対応です。ジーシーのフットワークの良さは大いに評価しており、それゆえコアとなる設備を任せられるのです」
移転前の「竹田歯科医院」では開業当初他メーカーのユニットを使っていたが、サポート対応の良さを耳にしていたジーシーに期待して、ユニットの入れ替え時にジーシーのユニットに移行した経緯があるという。そして期待どおりのサポート対応だったジーシーを引き続き信頼し、今回の移転において主要設備を一任したそうだ。
人材を拡充してさらなる飛躍を誓う
絶好の立地に、高度な技術と充実の機器も備えた「竹田歯科医院」。今後の展望を竹田院長はこう語る。
「理想とする歯科医療を実現するために、いま求めているのはさらなるマンパワーです。歯科医師や歯科衛生士の拡充も検討しています。良い診療環境を整えられたので、これを最大限に活かせる人材を迎えて、診療体制をより強固にしていきたいと思っています」
地域の歯科医療の先陣を切って、患者さんの健康を守っていく「竹田歯科医院」。さらなる飛躍を見据え、その飽くなき挑戦は続く。