患者さんに“安心・安全”の歯科医療を届けたい
桜に彩られた富士の裾野に建つ「はだ歯科医院」。
誠実で実直な姿勢で患者さんと向き合っている。
さらなる成長を目指し故郷・御殿場市に開業
晴れていれば富士山を眼前に望め、春には満開の桜並木が広がる、自然豊かな環境。そんな御殿場市の一角に、清新な風を送り込む淡青の壁の歯科医院―2019年11月に開院した「はだ歯科医院」である。
院長を務めるのは、地元御殿場市出身の羽田康叙先生。大学を卒業後、近隣の裾野市での6年間の勤務医を経て開業された。開業にあたっては葛藤もあったという。勤務していた医院では、日々充実した診療を行うことができていた。開業する必要があるのだろうか。当時の想いを羽田先生は振り返る。
「勤務医生活は快適でしたが、患者さんとより親身に向き合うには、現状に甘えていてはダメだという想いが強くなりました。歯科医師としてさらに成長するためには、やはり開業するしかないと思ったのです」
強い決意を胸に抱いて、開業に踏み切った。
譲れない設計のポイントは患者さんの“安心・安全”
羽田先生が理想としてイメージしているのは、“患者さんが安心して、安全に治療を受けられる歯科医院”。開業でそれを実現するため、院内の設計にはこだわりが込められている。
例えば、衛生面などへの配慮から患者さんとスタッフの動線を完全に分離した。患者さんの安全を守るためには譲れないポイントだという。
また、安心して治療を受けてもらえるよう、診療室をパーテーションで区切りつつ、奥には個室を設けた。個室にはカウンセリングや付き添いの方の待機のためのスペースがあり、込み入った話が必要な場合や、泣いてしまうお子さんの治療などにも活用。加えて、他の診療ブースよりひと回り広くなっており、車いすでもそのまま入れる設計にしているなど、さまざまな患者さんが来院しやすい環境が整えられている。
水環境の衛生を意識してユニットにはイオム
開業にあたってもうひとつ重要な要素が、ユニットをはじめとする機器の選択。羽田先生はその大半をジーシー製品で揃えた。
「ジーシーさんの富士小山工場が近くにありますから、私にとって昔から身近な存在でした。勤めていた医院でもジーシーのユニットを使っていましたから、メーカーの選定に迷うことはありませんでした」
親近感を抱いていたこともあり、ジーシーをパートナーとして選んだという羽田先生。導入するユニットを選ぶ際には担当者とともに本社(本郷)のショールームまで足を運んだという。そこで出会ったのが、発売されたばかりのイオム アクアだった。
「勤務医時代から水環境の衛生に関しては問題意識を持っていました。しかし、どのように対応すれば良いのか難しさも感じていたのです。イオム アクアを見たときに“これだ”と思いまして、ユニット3台すべてをイオム アクアにしようと決めました」と羽田先生。最新のユニットを携え、さらなる安心・安全の歯科医療を患者さんに届けている。
当たり前を大切に患者さんとの信頼を構築
故郷の歯科医療と患者さんを支える一翼になりたいと開業した羽田先生は、一足飛びに規模を拡大するような方針ではなく、地に足をつけ、目の前の一人ひとりとしっかり向き合うことで、その役割を果たしていこうと考えている。診療において一番重要視しているのが、患者さんとの対話である。
「まずは、患者さんの口腔内をしっかりと把握する。その後、一緒に治療方針を決めていきます」
しっかりと説明し、治療の選択肢やそれぞれのメリット、デメリットを十分に理解してもらい、そのうえで患者さんに選んでもらっているという。
「歯科医師としては当たり前のことかもしれないですけど、こうした基本的なことをおろそかにせず、コツコツやっていきたいんです」
この言葉が、羽田先生の人柄を物語っている。決して焦らず着実に、安心・安全の歯科医療を患者さんに。「はだ歯科医院」は、一歩、また一歩と日々前進を続けている。