素直に自然体で人との繋がりを大切にするDENTAL CLINIC
阪急沿線で大阪と神戸のほぼ中間に位置し、住宅街が広がる尼崎市武庫之荘。b
駅の北口からほど近い、内科や耳鼻科の医院、薬局などが入居するビルの1階に「SUMIDA DENTAL CLINIC」が開業した。
ディスプレイされているラグビージャージ
初めて院長の住田 渉先生にお会いしたとき、明るく率直で人を包み込むような優しさと力強さに、気持ちの良いスポーツマンみたいだなと感じていたら、その答えがディスプレイされていた。
学生時代、住田先生はラグビー選手としてフランカーとセンターのポジションで活躍された。神戸高校時代は近畿大会出場、選手権大会県予選では決勝まで勝ち進んだという。その情熱を忘れないように、診療室には高校時代のラグビージャージが飾られている。そんな住田先生が阪急沿線の武庫之荘駅北口に「SUMIDA DENTAL CLINIC」を2016年11月に開業した。
院内の中央に円形の受付があり、左側が2つの治療空間、右側にメインテナンス空間が設けられている。そのすべてが個室仕様で、メインの診療室にはカールツァイスの手術顕微鏡OPMI picoが天井マウントタイプで備えられ、ユニットはプランメカ社のGコンパクトiタッチが設置されている。一方、メインテナンス空間にはマッサージ機能搭載のルアーナが導入されている。
マイクロスコープは最大のコミュニケーションツール
「クリニックのコンセプトは、治療の徹底と術後の状態を維持させるメインテナンスの充実です。そして、どの患者さんにも時間をかけ納得できる治療を提供し、コミュニケーションもしっかりとりたかったので、個室は絶対条件でした」と熱く語られる。
住田先生にとって個室は患者さんとの会話の場でもある。「とにかく患者さんといろんなお話をします。包み隠さず何でも話すことで気心が知れて信頼関係も生まれてきます。とくに新規開業だと、多くの方がそれまで他のクリニックに通われていて、多少の不安もあるので、治療のことだけでなく、自分の考え方や人間性を分かってもらうために、とことん話をします」。
そのサポートツールという意味でも、マイクロスコープは最大の武器になると先生は語られる。
「術前の状態から術中の動画や術後の状態など、すべて患者さんに見せて説明します。それだけでも患者さんは治療に納得してくれるんです。また、マイクロスコープを使うことで自分に対してもごまかしがきかず鍛錬になります。これからはマイクロスコープは必須だと思います」
40歳代は専門性を徹底的に高めていく
院内に設置されている大型機器はほとんどがジーシー製品である。X線はプランメカ社のプロマックス 3D Plus、消毒コーナーにはウォッシャーディスインフェクターのメラサーム10とクラスB滅菌器バキュクレーブ31B+が導入されている。
「じつは、開業するまでジーシーのユニットはほとんど知らなかったんです。導入機器の選定時に、たまたまショールームに行き、触ったりしているうちに意外に良いなと感じてきて、ユニットの座り心地の良さなど、どんどんジーシー製品への期待が膨らんで、このように全てになりました。実際に使い始めて、ユニットやCTは使いやすいし、衛生面においても優れているので、選んで良かったと心から感じています」と住田先生。
ちょうど40歳という節目の時に新規開業して半年、自分なりのやり方でクリニックを発展させていくスタートが切れたところであるという。
「これからの10年、自分が追い求めているマイクロスコープを用いた治療や歯周病治療など、専門性を徹底的に高めていきたいと考えています。私は働くこと、そして治療することが大好きなので、本音を言うと年中無休が夢です。休みがないことも医院の強みだし、患者さんに安心を補償する担保にもなるので、世間一般のやり方ではなく住田流の方法で、新しい歯科医院像を作りたいと考えています」
治療の質にとことんこだわり、そしてラグビーで培った力をバネに、SUMIDA DENTAL CLINICのさらなる前進がとても楽しみである。