三谷 将弘,髙木 孝士,小神 浩幸,佐藤 拓也(株式会社ジーシー 研究所、昭和大学 電子顕微鏡室)
日本歯科保存学会 2024年度春季学術大会(161回)
概要
水酸化カルシウムは高いpHにより殺菌作用の他、硬組織の形成促進作用もあるとされ、根管貼薬材として広く用いられています。いっぽう長期間根管内に適用した場合、歯質が脆弱になる可能性が指摘されています。本研究では牛歯根部象牙質の強度に対する最長1か月までの貼薬期間の影響が評価されています。その結果、歯質の脆弱化などの影響はないと推察されています。