「日本歯科理工学会 平成30年度春期第71回学術講演会」が開催されました

  4月14日(土)・15日(日)の両日にわたり、大阪歯科大学 楠葉学舎にて「日本歯科理工学会 平成30年度春期第71回学術講演会」が開催され、約400名の参加登録がありました。
  学術講演会は、特別講演1題、シンポジウム1題、口頭発表21題、ポスター発表81題他が行われ、活発な質疑応答がなされました。
  大会長は、大阪歯科大学歯科理工学講座 教授の今井弘一先生でした。

  特別講演及びDental Materials Adviser/ Senior Adviser 特別セミナーでは、大会長の今井教授を座長に、大阪歯科大学口腔インプラント学講座 教授の馬場俊輔先生から「インプラント治療に関わる医療機器開発におけるレギュラトリーサイエンス」と題したご講演がありました。
  例えばインプラント治療用の医療機器の承認申請に、厚労省から発出されている通知書に基づいた基準に準拠した、データを具備して申請する必要があるように、各種医療機器開発のトランスレーションリサーチに必要な、規制と現状を整理いただきました。

  シンポジウムでは、同じく大会長の今井教授を座長に、「日本歯科理工学会と国際標準化機構(ISO)」をメインテーマとして、3名の講師による講演がありました。
  演題及び講師は以下の通りとなっております。
  「ISO/TC 106における規格文書の作成」を、愛知学院大学歯学部歯科理工学講座 教授の河合逹志先生が、「ISO/TC 194」を、日本大学歯学部歯科理工学講座 教授の米山隆之先生が、「ISO/TC 150(外科用インプラント専門委員会)の活動報告」を、京都大学名誉教授でISO/TC 150 日本代表委員長の堤定美先生がそれぞれご講演されました。

  またポスター発表において、弊社研究員・平野恭佑より「新しい大臼歯適用CAD/CAM冠材料、セラスマート300 における水中浸漬下での理工学的特性の評価」を、長野靖之より「亜鉛ガラス含有グラスアイオノマーセメントによる根面の脱灰抑制」をそれぞれ発表させていただきました。

  展示ブースでは、国内初のインプラント適用が認められた、炭酸アパタイトを主成分とする骨補填材「サイトランス グラニュール」、CAD/CAM用高靭性ハイブリッドブロック「セラスマート300/270」、歯冠用高強度硬質レジン/歯冠用グラスファイバー「エクスペリア」、超速硬石こう「シェイク!ミックス ストーン」、歯科接着用レジンセメント「ジーセムONE」、等、新製品をはじめ、様々な製品の展示を行いました。

  なお次回大会は、2018年10月6日(土)・7日(日)に北海道大学・学術交流会館にて開催される予定です。
  大会長は、北海道大学大学院歯学研究院生体材料工学教室の吉田靖弘教授です。


大阪歯科大学 楠葉学舎

大阪歯科大学 楠葉学舎

メイン会場

メイン会場


ポスター会場

ポスター会場

GC研究員ポスター発表1

GC研究員ポスター発表1


GC研究員ポスター発表2

GC研究員ポスター発表2

展示会場GCブース

展示会場GCブース