「第35回日本顎咬合学会学術大会・総会」が開催されました

 6月10日(土)11日(日)の両日にわたり、東京国際フォーラムにて、「第35回日本顎咬合学会学術大会・総会」が開催されました。今回は、「新・顎咬合学 ―国民の健康・幸福に貢献する―」をメインテーマに、約5,000名の参加登録があり、盛大な大会になりました。
 大会長は、学会理事長で茨城県土浦市ご開業のウエハマ歯科医院 上濱正先生でした。

 特別講演は、Prof.Christian S. Stohler(米国コロンビア大学副学長、歯学部長)をお招きし、10日午前中に大会長の上濱正先生を座長に、「Trends Affecting the Practice of Dentistry Adapting to and Embracing the Future Oral Health Care Environment」の演題にて、近年の科学と技術によって可能となった口腔の健康と歯科医療の新しい可能性についてや情報技術を活用し、知財保護された健康に関する情報を他の医療従事者や患者と共有するといった、口腔の健康管理に関する社会情況への適応と受け入れについてなど、長年のご研究・ご経験を踏まえ、数多くの最新情報、未来に向けて歯科医療従事者が知っておくべき歯科医療の潮流についてを分かりやすくご講演されました。

 その他、依頼講演97題(ランチョンセミナー6題含む)、テーブルクリニック48題、口演発表148題、ポスター発表82題、が講演されました。今回は若手の臨床医を対象に「基礎?シリーズ」も企画され、また、賛助会員企業、他学会、医科医療専門職種、歯科医療系教育機関、行政などとも連携したプログラムが盛り込まれておりました。特に、今回は記念大会につき、非会員の歯科医師もオープン参加が可能となっており、歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士が三位一体での活動を肌で感じることのできる大会でした。

 ジーシー協賛のランチョンセミナーでは、福岡県北九州市の くらとみ歯科クリニック 倉富覚先生を座長に、東京都中央区のTEAM東京ノブレストラティブデンタルオフィス 北原信也先生に、「院内CAD/CAMが変える歯科補綴臨床とデジタルデンティストリーの未来」の演題にて、審美修復治療における治療の流れが、近年、CAD/CAMデンティストリーの潮流の世界への波及により、国内でもようやく歯科界における新しいデジタル時代の幕開けとなった昨今、技術革新において、許容できるところまできた最新機器や情報のアップデートとともに、日本におけるデジタルデンティストリーの潮流について北原先生の臨床例とともに分かりやすくご講演いただきました。

 ジーシーブースでは、操作性に優れ、強固な接着力を有する新しい接着用レジンセメント「ジーセムONE」や「ジーセム リンクフォース」、「ジーセム セラスマート」、光重合型審美修復用コンポジットレジン「エッセンシア」、金属面や変色・着色歯を効率良く遮断できる光重合型フロアブルレジン「MIオペーカー」や「MI FILLING SERIES」、デュアルキュア型テンポラリーC&B用コンポジット「テンプスマート」、CAD/CAM用高靭性ハイブリッドブロック「セラスマート270」、歯科加圧成型用リチウムシリケートガラスセラミックス「イニシャルLiSiプレス」、プレスセラミックス用急速加熱型りん酸塩系埋没材「Lisiプレスベスト」、咀嚼能力検査システム「グルコセンサーGS-II」、「モーションビジトレーナー」等の新製品をはじめ、義歯床用長期弾性裏装材「ジーシー リラインII」、デュアルキュア型歯科接着用レジンセメント予防関連製品ルシェロシリーズより「ルシェロ歯ブラシ」、「ルシェロ歯間ブラシ」、「ルシェロペリオブラシ」、「ルシェロ歯みがきペーストホワイト」等のほか、新しい表面性状とデザインを有する「ジーシー インプラントRe/ジェネシオPlus、セティオPlus」、「ジーシー インプラント Aadva」、院内完結型CAD/CAMシステム「PLANMECA FIT」、審査・診断関連製品の歯接触分析装置「バイトアイBE-I」、「JMS舌圧測定器」等、また、カールツァイス社製手術用顕微鏡「Extaro300」、「OPMI pico」等を展示し、多くのお客様にお立ち寄りただきました。


東京国際フォーラム

東京国際フォーラム

会場受付

会場受付


会場入口

会場入口

大会長 上濱正先生挨拶

大会長 上濱正先生挨拶


北原信也先生 ランチョンセミナー(1)

北原信也先生 ランチョンセミナー(1)

北原信也先生 ランチョンセミナー(2)

北原信也先生 ランチョンセミナー(2)


ポスター会場

ポスター会場

展示会場

展示会場