「第48回 日本口腔インプラント学会・学術大会」が開催されました

 9月14日(金)~16日(日)の3日間にわたり、大阪国際会議場にて「第48回 日本口腔インプラント学会・学術大会」が開催され、約4,800名の参加登録があり、たいへん盛況でした。

 今回は「インプラント治療が拓く未来 ~超高齢社会に対する責任~」をメインテーマに、特別講演、理事長講演、企画講演2題、BACK TO THE BASICS、シンポジウム10題、各種セミナー、ランチョンセミナー10題、市民公開講座、一般口演149題、ポスター発表76題など、多彩な内容の発行われました。
 大会長は、大阪歯科大学口腔インプラント学講座の馬場俊輔教授でした。

 特別講演は、大会長の馬場先生及び、大阪口腔インプランと研究会の阪本貴司を座長に、「オッセオインテグレーションとインプラント周囲炎」というメインテーマにて行われました。
 インプラント治療に携わる医療従事者の誰もが興味のある、オッセオインテグレーションとインプラント周囲炎について、Daniele Botticelli先生 (ARDEC Academy, Italy)からは、組織学的な立場から、Tomas Albrektsson先生 (University of Gothenburg, Sweden)からは、補綴咬合学的な立場から、それぞれの見解をご講演されました。

 企画講演1は、九州大学大学院歯学研究院口腔機能修復学講座インプラント・義歯補綴学分野教授の古谷野潔先生及び、大阪口腔インプラント研究会の奥田謙一を座長に、「超高齢社会への責任、患者に寄り添う歯科治療を目指して」というテーマにて、日本老年歯科医学会との共催で行われました。
 東京歯科大学解剖学講座主任教授の阿部伸一先生が、「インプランと装着後:身体に現れる加齢変化のチェックポイント」という演題にて、解剖学の立場から、加齢に伴うインプラント体周囲の骨、顎関節、姿勢などの形態・機能変化についてお話されました。
 大阪歯科大学附属病院口腔リハビリテーション科科長の糸田昌隆先生が、「医療・介護現場における歯科インプラント治療の光と影」という演題にて、医療・介護現場に の立場から、インプランと治療のメリット、デメリットについてお話されました。
 大阪大学大学院歯学研究科顎口腔機能再建学講座有床義歯補綴学・高齢者歯科学分野教授の池邉一典先生が、「超高齢社会でインプラント治療が目指すもの」という演題にて、超高齢社会の現状と全体像、インプラント治療を含めた歯科治療の可能性についてお話されました。

 企業協賛ランチョンセミナーにおいては、奥羽大学歯科補綴学講座口腔インプラント学教授の関根秀志先生より「インプラント適用が認められた骨補填材『サイトランスグラニュール』と長期予後を見据えたインプラント体『セティオPlus Hybrid』について」と題したご講演をいただき、多くの方々にご参加いただきました。

 展示ブースでは、炭酸アパタイトを主成分とする国内初のインプラント適用が認められた骨補填材「サイトランス グラニュール」、「インプラントモーターIM-III」、電動式骨手術器械「バリオサージ3」、Aadva CAD/CAMシステムより「Aadva スキャン E3」、アーム型X線CT診断装置「プロマックス3D Classic」、固定用常温重合レジン「フィクスピード」、デュアルキュア型テンポラリーC&B用コンポジット「テンプスマート」、他様々な製品の展示をさせていただき、多くの先生方にお立ち寄りいただきました。

 なお、次回学術大会は、福岡県福岡市の福岡国際会議場にて、2019年9月20日(金)~22日(日)に開催される予定です。
 大会長は、福岡歯科大学咬合修復学講座口腔インプラント学分野の城戸寛史教授です。


会場:大阪国際会議場

大阪国際会議場

メイン会場

メイン会場

ポスター会場

ポスター会場

ランチョンセミナー 関根秀志先生

ランチョンセミナー 関根秀志先生


展示ブース内セミナー

展示ブース内セミナー

サイトランス グラニュール コーナー

サイトランス グラニュール コーナー