「日本歯科保存学会2017年度春季学術大会(第146回)」が開催されました

 6月8日(木)・9日(金)の両日にわたり、青森市のリンクステーションホール青森(青森市文化会館)にて「日本歯科保存学会2017年度春季学術大会(146回)」が開催され、約1,500名の参加登録者があり、たいへん盛会でした。
 学術大会は、「健康な歯で輝く笑顔」をテーマに特別講演、基調講演、招待講演、教育講演、シンポジウム、認定研修会、ランチョンセミナー6題、講演発表43題、ポスター発表119題他が行われました。
 大会長は、昭和大学歯学部歯科保存学講座美容歯科学部門教授の真鍋厚史先生でした。

 特別講演は、大会長の真鍋厚史先生を座長に、スタンフォード大学医学部精神科 睡眠・生体リズム研究所所長の西野精治教授より「スタンフォードにおける睡眠医学」という演題にて行われました。
 スタンフォード大学は、全米で最初に睡眠障害外来を開設した大学で、睡眠時無呼吸症候群を提唱した大学としても知られております。
 睡眠医学の歴史と現状から、歯科領域に関連のある睡眠医学の最近の話題についてお話しいただきました。

 シンポジウムは、日本歯科大学生命歯学部接着歯科学講座教授の奈良陽一郎先生をコーディネーターに、「顔面と口腔の美―特に健康的機能美を中心に―」というテーマで行われました。
 演題及び演者は以下の通りとなっております。
 「歯科審美と咬合―正中と筋肉位から考える―」:東京歯科大学クラウンブリッジ補綴学講座教授佐藤亨先生、「アンチエイジングへの歯科からの貢献」:東京都目黒区松尾歯科医院院長松尾通先生、「顔面と口腔の美:形成外科的立場から」:昭和大学形成外科学講座教授大久保文雄先生。

 また、ポスター発表においては、弊社研究員・立花俊彦より「新規亜鉛ガラス含有バイオアクティブ材料による根面のコラーゲン分解抑制」を、本多弘輔より「ボンディング材におけるvoidの形成と接着性能」を、宮川あずさより「操作しやすい新規フロアブルコンポジットレジンの開発」を、村田享之より「コンポジットレジン「エッセンシア」の色調特性」を、高山和人より「DNAチップを用いた歯周病原細菌の検出能の評価」を、それぞれ発表させていただきました。

 なお、次回第147回大会は、2017年10月26日(木)・27日(金)に岩手県盛岡市のマリオス(盛岡地域交流センター)にて、岩手医科大学歯学部歯科保存学講座 う蝕治療学分野教授の野田守先生を大会長に開催される予定です。


リンクステーションホール青森

リンクステーションホール青森

A会場(大ホール)

A会場(大ホール)


ポスター会場

ポスター会場

展示会場GCブース

展示会場GCブース