「GC友の会 プレミアムシンポジウム&レクチャー」を開催しました

  6月3日(日)に、弊社社屋(GC Corporate Center 5F)にて、「GC友の会 プレミアムシンポジウム&レクチャー」を開催いたしました。
  今回のプレミアムシンポジウム&レクチャーは歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士向けに開催され、「インプラント療法を斬る」というテーマにて、東京都千代田区 ブローネマルク・オッセオインテグレーション・センターの小宮山彌太郎先生をコーディネーターに、大阪府大阪市 LiCCA心斎橋インプラントセンター 西村 眞先生、群馬県伊勢崎市 植田歯科 植田晋矢先生、愛知県名古屋市 小野寺歯科 小野寺良修先生にご講演いただきました。

  先ず始めに、小宮山彌太郎先生より企画趣旨のご説明がありました。今日のオッセオインテグレーションを基礎とするインプラントが一般的に普及して30年。適切に応用するならば長年にわたり患者のQOLの向上と維持に貢献できることが知られてきたが、その反面、目先の問題点を減らすことに重きを置いた術式に臨床的な煮詰が十分されないまま、歯科医師が都合よく解釈し、患者を苦しめつつあることは周知であることをふまえ、これからのインプラント治療において患者に満足を提供でき、医療従事者側にも喜びを与えるためのヒントを探るため、今回は3名の臨床経験豊富な講師による講義を通じて、会場の皆様と一緒にインプラント療法の本質に迫ってみたいとお話しされました。

  午前中は、「インプラントトラブルを視野に入れたインフォームドコンセント」という演題で西村 眞先生による講演が行われ、インプラントはどうして問題が起こるのか。プロトコール通りに行ってもある程度の頻度で報告されるトラブルについて、診断の視野を治療スタートとゴールに置くだけでなく、治療過程や治療後に生じる問題にも広げ早期の対応を行うことが重要であることについて話しされました。

  午後には「インプラント治療に役立つ雑学」という演題で植田晋矢先生先生による講演が行われ、インプラント治療を行うに当たり、全身状態の把握および投薬、麻酔、補綴、メンテナンスに至る一連の工程の中で、些細な事が多くの失敗を生む可能性がある。成功症例ばかりでなく、インプラント治療を行う危険性を知り、失敗症例を通して安全にインプラント治療を行えることを知って頂きたいとお話しされました。

  次に「インプラント治療後の問題点」という演題で小野寺良修先生による講演が行われ、現在のインプラント治療は歯科治療にはなくてはならない治療オプションとなり、従来型治療では解決できなかったものが出来るようになり目覚ましく進歩してきたが、インプラント治療の歴史が長くなれば長くなるほど多くの問題点が解ってきたことをふまえ、今回、その大きな問題点の一つであり、治療方法がまだ確立されていないインプラント周囲疾患(感染)に焦点を当て、何が問題なのかなどをお話しされました。

  次回、GC友の会プレミアムシンポジウム&レクチャーを2012年7月1日(日)に開催させていただきますので、是非ともご参加くださいますようお願い申し上げます。

小宮山彌太郎先生

小宮山彌太郎先生

講師の先生方

講師の先生方


小宮山彌太郎先生、西村 眞先生、植田晋矢先生 小野寺良修先生

小宮山彌太郎先生、西村 眞先生、
植田晋矢先生、小野寺良修先生

シンポジウム会場

シンポジウム会場