「GC友の会 学術講演会 東京ステップアップ講演会」を開催しました

  4月22日(日)に、東京国際フォーラム ホールB5にて、「GC友の会 学術講演会 東京ステップアップ講演会」を開催し、若手歯科医師の方々を中心に多くの先生方にご来会いただきました。
  今回は、「グローバルに活躍する40代歯科医師は、今、どう考えているか」をメインテーマに、山梨県甲府市でご開業されている石部元朗先生、東京都台東区でご開業されている大谷一紀先生の2名の先生方にご講演いただきました。

  まず始めに、石部元朗先生より「アップデート 根管治療歯の支台築造と歯冠修復」をテーマに、根管治療と修復治療の関係から根管治療歯の予後を左右する健全残存歯質量とフェルールの違いや注意点について、エビデンスを示しながら解説いただきました。合わせて支台築造及び歯冠修復材料の選択肢とその応用についてもご講演いただきました。「根管治療-支台築造-歯冠修復という日常臨床で頻度の高い一連の治療において、いずれかが不適切であるとすべて再治療になり兼ねない」との見解から、治療方法の選択、なぜその治療を行うか、どのように行うかを意識して治療に取り組むことの重要性をお話しいただきました。
  また、石部先生が歯科医師になられてから開業にいたるキャリアパスや仕事への思いをお話しいただき、若手歯科医師の先生方にエールを送っていただきました。

  次に、大谷一紀先生より「個々の患者ニーズに応える審美修復治療~地域医療における保険診療と自費診療~」をテーマに、審美修復治療のコンポジットレジン修復、CAD/CAM冠、接着ブリッジの臨床応用における勘所や、保険・保険外治療をふまえたコンサルテーション、患者コミュニケーションのポイントについて、数々のケースをまじえお話しいただきました。
  また、大谷先生が実践されている、患者さんに理解を得られ受け入れてもらいやすいコンサルテーション法についてもお話しいただきました。治療選択の幅を広げることで個々の患者ニーズに応える治療を提案することが大切であると解説されました。
  また、講演会最後の質疑応答では多数のご質問をいただき、大変盛況にて閉会いたしました。

  材料製品の展示コーナーでは、2名の先生方に講演中ご紹介いただいた、ナノハイブリッド充填用コンポジットレジン「グレースフィルシリーズ」、CAD/CAM用高靱性ハイブリッドブロック「セラスマート270、300」、接着用レジンセメント「ジーセムONE」、新製品の超速硬石こう「シェイク!ミックス ストーン」、歯冠用硬質レジン「エクスペリア」等を展示し、多くの先生方にご覧いただきました。
  また、開業をお考えの先生方に向けた開業サポートコーナーも開設し、こちらも多くの先生方にお立ち寄りいただきました。


東京国際フォーラム

東京国際フォーラム

B5会場入り口

B5会場入り口


講演 石部元朗先生

講演 石部元朗先生

講演 大谷一紀先生

講演 大谷一紀先生


満員の会場

満員の会場

展示コーナー

展示コーナー