富士小山工場新工場の新築工事地鎮祭を執り行いました。

株式会社ジーシーは11月14日に静岡県小山町にある富士小山工場の敷地内に5棟目となる新工場の建設に向けて地鎮祭を執り行いました。この新工場は、2024年4月着工、2025年8月竣工を予定しております。

■設計コンセプト

 新工場は創業100周年記念事業の一環として計画され、弊社が定めたVision 2031「健康長寿社会を実現する歯科界のリーディングカンパニーとなる」実現に向けて、新たな製造技術と最新の製造設備を取り入れ、大きな期待と役割を担っています。
 建築設計は、東京・パリ・ニューヨークに事務所を構え、フランス・メス市の美術館「ポンピドゥー・センター・メス」をはじめ多くの有名建築物をデザインした世界的建築家、坂 茂氏にご担当いただき、現在建設中の新東名高速道路や近隣の富士スピードウェイにつながる道路からもご覧いただける立地に、100周年記念事業としてシンボリックな工場を計画しております。また、サステナブル建築をテーマとし再生可能エネルギーを利用するためソーラーパネルを設置、外観は緑豊かな景観に馴染むよう可能な限り建物⾼さを抑え、ソーラーパネルは緑⾊の特殊なセルを用いております。

■株式会社ジーシー 富士小山工場

 富士小山工場は、「富士山の見える場所に工場を建設したい」という創業者の想いにより1976年に設立されて以来、歯科治療に必要な材料や機械を製造しております。現在では敷地内に４つ工場が稼働しており、そこで製造された製品は世界145ヶ国に販売され、世界の皆様のお口の健康を支えております。
 また、同工場では環境保全活動を積極的に取り組んでおり、経済産業省管轄の緑化優良工場等表彰制度（全国みどりの工場大賞）のうち、2008年に「日本緑化センター会長賞」、2016年には「関東経済産業局長賞」、2020年に「経済産業大臣賞」を受賞しております。

■新工場概要

■建築家 坂 茂氏 プロフィール

1957年 東京都生まれ。
クーパー・ユニオン建築学部（NY）で建築を学び、東京、パリ、ニューヨークに事務所を構える。紙管を使った建築や、木材を使った革新的な構造で知られている。代表作はポンピドゥー・センター・メス（フランス メス・2010年）、紙の大聖堂（ニュージーランド クライストチャーチ・2013年）、大分県立美術館（大分県・2014年）、ラ・セーヌ・ミュジカル（フランス パリ・2017年）、富士山世界遺産センター（静岡県・2017年）、SIMOSE（広島県・2023年）。
1995年にNGO「Voluntary Architects’ Network（VAN）」を設立し、世界各地での災害支援に数多く貢献したことから、プリツカー建築賞（2014年）、マザー・テレサ社会正義賞（2017年）、アストゥリアス皇太子賞平和部門（2022年）を受賞。現在、芝浦工業大学特別招聘教授。