GC EuropeがGlobal Excellence Award 2019を受賞しました!

弊社のグループ会社であるGC Europe N.V.(ベルギー、ルーベン)が欧州品質管理財団(European Foundation for Quality Management: EFQM)※1が授与する中で最高位のEFQMグローバル・エクセレンス賞※2を、歯科企業として、また日系企業の子会社として初めて受賞し、10月23日にフィンランドのヘルシンキで表彰式が行われました。GC Europeは今回唯一のグローバル・エクセレンス賞候補団体で、その他ファイナリストにはSwiss Post(スイス、国営郵便事業会社)、Bosch Security Systems (ドイツ、Bosch子会社)、BMW(ドイツ、自動車メーカー)、SDLG(中国、Volvo Construction Equipment子会社、重機メーカー)、Metsä Group(フィンランド、森林業界大手)などが選ばれております。なお、直近ではInfineon Technologies (ドイツ、半導体メーカー、2018年)、Robert Bosch (ドイツ、自動車部品メーカー、2017年)、BMW (ドイツ、自動車メーカー、2015年)などが同賞を受賞しています。

EFQMの評価委員と専門家チームは、なかま精神をルーツとする「GCのこころ」を、他に類を見ない独特の企業風土として優れたロール・モデルに認定しました。なかま精神はGCの企業風土の基礎であり、コミュニティーへの帰属性を促すもので、GC Europeのリーダーたちはこの風土を実践・促進し、あらゆる分野で基準として重視しています。こうした努力を継続することが、全てのなかま(社員)をしっかりと会社のしくみにつなげており、誰もが一緒に成長し、高め合うことを可能にしています。GC Europeではヨーロッパと日本、それぞれの影響が仕事において調和してひとつになっていると、ここで働くなかまたちは非常に誇りに思っています。

更に、EFQMの評価委員がGC Europeの力として強調したのが、「施無畏」に基づく強い企業風土でした。施無畏は『「相手の立場に立って考える」という精神』で、短期的な成長よりも倫理的価値に重きを置いており、GCの製品を使用する歯科医療従事者、社員、仕入先や取引先とGCのあらゆる関係において浸透し、社会全体の利益となる持続可能な製品開発の土台となっています。

その他にはGQM (GC’s Quality Management)のしくみとミニマム・インターベンション(MI:最小の侵襲)コンセプトが強みとして挙げられております。MIはGC グループが世界規模で口腔保健の改善をすべく採用した戦略ビジョンのひとつで、GCグループが世界の人々の健康にもたらす最も重要な貢献のひとつといえます。

なお、GC EuropeがEFQMモデルを導入して得た大きな成果は、今後、経営モデルの手本としてGC Europeグループ全体で展開するとともに、経営陣は各グループ企業の経営陣と共に新しいEFQMモデル2020の導入ロードマップを作成し、One GC Europe戦略に活用して参ります。

※1EFQMは、企業に限らず様々な団体がEFQMエクセレンス・モデルを活用しつつ、継続的なパフォーマンス改善のため互いに学び合える環境を創ることを目的とする非営利の会員制財団法人です。

※2この著名なエクセレンス賞は、同様の賞で最も厳しいものに数えられる評価プロセスによって支えられています。EFQM評価委員は評価レポートを作成し、応募団体はそのフィードバックを活用してより高い目標へと歩みを進めていきます。評価レポートは各応募団体だけでなく、独立した専門家チームによる審査員にも提出され、申請者の認定レベルを決める際に利用されます。基準となる8つの卓越性全てにおいて継続的、かつ比類なきパフォーマンスを証明した団体だけがEFQMグローバル・エクセレンス賞を獲得することができます。

 

 

授賞式の様子

授賞式の様子