食べる機能とお口の関係

食べる機能はお口のカタチと歯の状態できまる

赤ちゃんは教わらなくても上手にミルクを飲むことができます。いっぽう 口から食べることが上手になるためには、それに適したお口のカタチに成長することと習熟が必要です。

知っておきたいのは乳幼児期から小児期にかけて
・お口の中に生えている乳歯や永久歯の本数がどんどん変化
・お口のカタチや大きさも成長に伴って変わる。
→なので
食べる機能や能力は月齢や年齢によって違うということです。

離乳の時期によってはお口の機能・かたちが追い付いていないので食べることがそもそも無理な食材もあります。離乳はお口の中の様子を見ながら進める必要があります。

 

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離乳期 ミルクを飲むためのお口からもぐもぐごっくんのお食事ができるお口にこう変わる (個人差がありますので月齢は目安です)

 

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生まれたばかり

 

生まれたばかりの赤ちゃんのお口はミルクを飲むこと専用のカタチ

 

 

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離乳初期 月齢5~6か月

 

まだ歯が生えていないけれど上下の唇で食べ物を捕らえ始めます。まだ上手にできないからお口の周りが 離乳食だらけになっちゃう。

 

 

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下顎に小さな前歯が生え始めたころ

 

食べ物を舌で上顎に押しつけてつぶす食べ方を始めます。唇が左右に引っ張られてきりりとした口もとになってきます。

 

 

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前歯が上下生え揃ってくる 月齢9~11か月頃

 

下顎を左右に動かして歯ぐきを使って食べ始めます。

 

 

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月齢18か月頃

 

最初の奥歯が生えてきて18ヶ月頃に咬みあうので奥歯ですりつぶして食べ始めます。手づかみで食べる時期。

 

 

注意したい離乳のつまずき

 

3歳頃までに乳歯が生え揃い、6歳頃になると永久歯が生え始めます。ここまでの過程で、むし歯が多い、指しゃぶり、偏った食生活、舌小帯(舌の先端の下面にあるスジ)のかたちの異常などがあると、お口から食べる機能(摂食嚥下機能と言います)の発達が遅れてしまうことがあります。このような離乳のつまずきは「口腔機能発達不全症」の原因になります(後で詳しくご紹介)。

 

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