9月22日(日)・23日(月・祝)の両日にわたり、盛岡市・岩手県医師会館にて「第35回日本歯科衛生士会学術大会」が開催され、約430名の参加者がありました。 特別講演1題、シンポジウム1件5題、口演発表29題、ポスターセッション5題の発表が行われ、盛会でした。 特別講演では、「いのち」の演題にて、全国自治体病院協議会長の小山田惠先生が講演されました。小山田先生は心臓外科がご専門で、27年間に3000例の手術を手がけてさまざまな生命に向き合ってきた中で、人の生命について考えられたことを、ご自身の体験を交えながらお話しされました。 シンポジウムでは、「専門的口腔ケアの推進~保健・医療・福祉の連携~」というテーマで、5人のシンポジストが、診療所、介護施設、地域保健、衛生士会、衛生士教育、それぞれの立場から、現在の取り組みや求められていること、また今後の課題などについて発表されました。専門的口腔ケアが必要とされている場面は多く歯科衛生士の活動の場も多いと考えられるが、まだまだその重要性が広く伝わっておらず、今後は他職種との連携を取り、その重要性を広めていく必要があるとまとめられました。 口演発表でも口腔ケアについての発表が多く、臨床の場で積極的に実施されている現状やそれを行うことでの有効性が発表されました。 |