4月24日(水)~26日(金)の3日間にわたり、千葉県浦安市・東京ベイホテル東急にて「第45回春季日本歯周病学会学術大会」が開催されました。 学術大会では、特別講演、臨床特別フォーラム、学術賞受賞講演、研究委員会特別シンポジウム、ポスター講演など、様々な企画が4会場にて開催され、たいへん盛況でした。 大会長は、東京医科歯科大学教授の石川烈先生でした。 特別講演は、イギリス・Denis F. Kinane先生が「Cellular and Humoral Immune Responses in Periodontal Disease」という演題でご講演されました。全身と粘膜の免疫応答や、歯周病の発症に関することを、遺伝的要因を含めてお話されました。 臨床特別フォーラムは、「歯周形成外科の現状と展望」「歯周病患者に対する補綴治療への考察」「歯周病学とインプラント療法」の3つのテーマで行われました。 「歯周形成外科の現状と展望」では、日本大学教授の伊藤公一先生からは露出根面を覆うべく移植の講演が、明海大学助教授の申基先生からはGTRなどの再生療法についての講演が、アメリカのHenry H.Takei先生からは多くの臨床経験を基に外科処置のテクニックや審美についての考え方、また、症例や術式の選択についてなどの幅広い内容の講演がありました。 「歯周病患者に対する補綴治療への考察」では、東京都でご開業の小林和一先生、岩田健男先生、名古屋市でご開業の清水雅雪先生の豊富な臨床経験をお持ちの3先生が、歯周病患者の補綴治療における歯肉の審美性の保護や維持、咬合の支持について、お話をされました。 なお、今年度の秋季学術大会は10月24日~26日に広島で、来年度の春季学術大会は4月24日~26日に東京で開催される予定です。 |