4月13日(土)・14日(日)の両日にわたり、東京国際フォーラムにて「日本顎咬合学会第20回学術大会・総会」が開催され、2日間で約2,500名の参加登録者がありました。 「咬み合わせと健康-咬合・咀嚼はどこまで健康に寄与できるか-」をメイン・テーマに、特別講演、シンポジウム、教育講演、テーブルクリニック、歯科技工士口演、歯科衛生士口演、臨床懇談、一般口演、ポスター口頭発表等、多彩な内容の講演が行われました。 大会会長は北海道医療大学歯学部歯科補綴学第1講座の平井敏博教授でした。 初日の特別講演では、米国テネシー州メンフィスにてご開業のWilliam H. McHorris先生が「Reconstruction of Complex Restorative(難症例のリコンストラクション)」を演題に、咬合異常の症例のスプリント治療法について、長年の研究データを基に臨床に役立つ講演をされました。 また、日本歯科医師会会長の臼田貞夫先生の特別講演では、これからの歯科医師会の方向性や、顎咬合の分野の重要性についてのお話をされました。 2日目のシンポジウム「どこまで解ってきたか、咬合・咀嚼機能の回復と健康」では「口腔機能と全身機能は関連性があり、これからは今まで以上に歯科と医科が連携して国民の口腔と全身の健康について取り組む必要がある」との意見が示されました。
テーブルクリニックは32題行われましたが、いずれのコーナーも大勢の参加者が詰めかけ、熱気にあふれていました。 また、臨床懇談ではVITAPAN 3D-マスターシェード、一般口演では、ジーシーインプラントシステムやチタン合金(T-アロイ タフ)などが研究材料として取り上げられていました。 なお次回大会は、2003年6月14日・15日に東京国際フォーラムにて開催の予定です。 | |