4月18日(金)・19日(土)の両日にわたり、東京都千代田区の学術総合センターにて「第41回日本歯科理工学会学術講演会」が開催されました。今回は日本歯科技工学会と共催のシンポジウムが行われたこともあり、前回を上回る約500名の参加登録者がありました。 学術講演会では前述の日本歯科理工学会・日本歯科技工学会共催シンポジウム1題の他に、宿題報告2題、口頭発表40題、ポスター発表75題が行われました。 大会長は、東京医科歯科大学生体材料工学研究所金属材料分野の浜中人士教授でした。 共催シンポジウムでは「デジタルエイドによる歯科技術 -ここまでできる新技術-」というテーマにて、CAD/CAMシステム、測色機器等、デジタル化されたME機器についての発表がありました。中でも、CAD/CAMシステムについては4名のすべての演者が取り上げ、補綴物を製作するには有用な製品ではあるが万能ではないので、今後はCADの過程に歯科技工士の持つ知識や技術を結びつけることが必要である、とまとめられました。 宿題報告の「鋳造技術の再検討」では日本大学歯学部の廣瀬英晴助教授がセラミックファイバー系製品と従来のアスベストリボンとを比較しながら鋳造用リングライナーの緩衝効果について、「次世代の硬組織接着材料と技術」では岡山大学大学院の鈴木一臣教授が従来の材料や技術を応用した新しい接着技術の開発について、それぞれ発表されました。 また、口頭発表・ポスター発表では、接着、コンポジットレジン、インプラント、歯科用合金、細胞・組織等、多岐にわたるテーマの発表があり、弊社製品では「ユニフィルコア」「ソラーレ/ソラーレP」他が取り上げられました。 なお次回大会は、9月に盛岡にて開催の予定です。大会長は岩手医科大学歯学部歯科理工学講座の荒木吉馬教授です。 |