3月2日(日)、東京大手町・サンケイプラザにて、「GC友の会 東京技工講演会」が開催され、400名を超えるお客様にご来会いただきました。 今回は「機能と自然観を求めて」を共通テーマとし、座長の江上勝二先生をはじめ、脇田太裕先生、内藤孝雄先生、税所秀揮先生、山本尚吾先生、山口芳正先生の合計6名の演者に、審美歯科を基調とした陶材の形態や色調表現などの現在の状況と今後の方向性について、数多くの技工テクニック例を交えながらご講演いただきました。 江上先生は総論として「機能と自然観を求めて・現状と未来」の演題にて、過去から現在までのオールセラミックスの製作方法を紹介し、破折などの問題点を考察されました。 脇田先生は「天然歯の構造から学ぶ色調の捉え方と表現法」の演題にて、ビタオメガ900を使用した場合の多層築盛法を紹介されました。 内藤先生は「前歯の切縁形態について」の演題にて、顎運動から陶材における接触面・滑走面の形態について考察されました。 税所先生は「オールセラミックスクラウンの自然観の追求」の演題にて、ビタデュール アルファ ルミナリーを使用した場合の色調表現法を解説されました。 山本先生は「オールセラミックの新しい夜明け」の演題にて、各社セラミックシステムの紹介と製作時間および所要時間の比較を行い、ビタインセラムシステムの優位性と経済性について講演されました。 山口先生は「GCインプラント上部構造の特徴と製作手順」の演題にて、GCインプラントシステムの特徴や他社との互換性、技工操作上の留意点などを日頃の臨床経験から詳細に紹介されました。 各演者の講演の後、江上先生の進行により、臨床で色調表現に留意している点、診療室とのコミュニケーション方法や今後の審美歯科の方向性などについてディスカッションが行われました。 会場内の展示コーナーでは、審美歯科や今後インプラントへの活用も期待される「デンタルCAD/CAM GN-I」の他に、オールセラミックス材料「ビタ インセラム」「ビタデュール アルファ」、MFRハイブリッド超硬質レジン「グラディア」、硬質レジン「プロシモ」、マウスガード材「インパクトガード」、その成形器「プロフォーム」など、話題の製品を多数ご覧いただきました。 |