6月11日(土)・12日(日)の両日にわたり、東京国際フォーラムにて、「第23回日本顎咬合学会学術大会・総会」が開催され、2日間で約3,250名の参加登録者がありました。大会会長は日本歯科大学の稲葉繁教授、プログラムチェアマンは神奈川県でご開業の平井順先生でした。 今回の学術大会は、「全身と歯科-0歳から無歯顎までの咬合を考える-」をテーマに、トヨタ自動車株式会社取締役副社長の石坂芳男様の基調講演「トヨタの世界戦略」で幕を開けました。講演の内容は、I.トヨタの概況、II.トヨタウェイ、III.トヨタの世界戦略という3つのテーマを、創立当時から現在、そしてこれからのトヨタについて動画などを使って分かりやすくご講演され、現況に慢心することなく、常にお客様に喜ばれる車の生産・販売にこれからも尽力していくことを発表されました。 海外の2人の著名な演者による特別講演は、初日にベルギー・カトリック大学Leuben教授のDaniel vanSteenberghe先生の「インプラント治療における生物学的考察と治療前の最新X線装置の応用」、2日目にドイツ・Albert-Ludwigs大学教授のJörg Rudolf Strub先生の「前歯部インプラントにおける歯周組織の回復法」の演題にて行われ、インプラントにおける最新の検査機器を用いた治療や審美を目的とする歯周組織の回復法について報告されました。 その他、6,000人近い会員の90%以上が開業医であることを踏まえて、明日の臨床に役立つ、いわば実践的な講演を多く組み込んだという今大会は、テーマシンポジウムI「咬合育成の立場から」、テーマシンポジウムII「咬合再建の立場から」や骨再生療法最前線、実践「咬合と審美」など著名な先生による講演や、三位一体ということで取り組んできた衛生士・技工士の講演、会員自身が普段の研鑚を発表できる口演およびポスター発表、テーブルクリニック等、437の多彩な内容の講演が10以上の会場で開催されました。 ジーシーからも代表取締役の中尾眞より、「歯科界とTQM」という演題にて講演させていただきました。 また、賛助会員企業展示では48団体が出展。ジーシーでは「ジーシーインプラントRe」や話題の音波振動歯ブラシ「プリニア」、デンタルユニット「イオムプラス」、デジタルパノラマ・セファロX線撮影装置「プロマックス」などとともに、多くのお客様の注目を集めました。 なお、次回の第24回大会は、来年の6月10日(土)・11日(日)に今回と同じ東京国際フォーラムにて開催される予定です。 |