5月27日(日)に、東京国際フォーラム ホールB7にて、「GC友の会学術講演会 東京シンポジウム」を開催し、歯科医師の先生を中心に978名のお客様にご来会いただきました。 今回は、「魅力ある歯科医院の歯周補綴を学ぶ」をメインテーマに、東京都調布市・阿部二郎先生、京都府京都市・宮本泰和先生、東京都世田谷区・行田克則先生、東京都新宿区・小西昭彦先生をお招きし、歯周治療を基本とした補綴に対する考え方や術式を多くの臨床例を交えながら発表していただき最後に活発な意見・交換がなされました。 コーディネーター役の阿部先生は、歯周補綴処置は患者の状態や要求によって多様に変化するので、最終目標は同じであっても処置には異なる考え方や手段が存在することになる。今回その基盤が整っている3歯科医院の先生方の講演から種々のことを学んでいただき、明日からの治療の幅を広げてほしいという主旨説明をされ講演が始まりました。 宮本先生は、「審美領域における歯周補綴とインプラント治療」と題し、歯周再生療法とインプラント治療を中心に、理解しやすいようにビデオもお使いになり、審美的改善のために応用できる再生療法のテクニックについて解説、考察されました。 行田先生は、「歯肉縁下マージンと歯周組織」と題し、歯周ポケットと歯肉溝との定義を明確にされた後で、健康な歯周組織構築のためのマージンの設定位置と形態、補綴物の豊隆や表面性状等、補綴物の長期安定性に関わる要件とその重要性について講演されました。 小西先生は、「オーラルフィジオセラピー~宿主因子を考慮した歯周治療~」と題し、「自然良能賦活療法」および「自律神経と免疫の法則」について紹介・解説され、細菌因子に対してのブラッシング等や、宿主因子に対しての自律神経のバランス等について実際の臨床例を基にお話しされました。 会場の展示コーナーでは、友の会でもお届けさせていただいた、前処理なしでも高い接着性を有する「ジーセム」、審美修復用レジンセメント「リンクマスター」、超即硬性常温重合レジン「ユニファストIII」や、P4コンセプトに基づいた「ルシェロ歯ブラシ」が、注目を集めていました。 その他にも音波振動歯ブラシ「プリニア」、光重合型審美修復用コンポジットレジン「グラディアダイレクト」など話題の製品を多数ご覧いただきました。 |