「GC友の会 学術講演会 東京講演会」を開催しました

 10月5日(日)に、東京国際フォーラム・ホールB7にて、「GC友の会 学術講演会 東京講演会」を開催し、988名の参加登録があり、たいへん盛会でした。今回は、千葉県我孫子市でご開業の千葉英史先生をコーディネーターとして、東京都国立市でご開業の下地勲先生、東京都港区でご開業の鷹岡竜一先生、鷹岡歯科医院勤務歯科衛生士の南真弓先生、東京都中野区でご開業の歯科技工士山口周行先生、富山県高岡市でご開業の牧野明先生、まきの歯科医院勤務歯科衛生士の林園子先生、神奈川県平塚市でご開業の松井宏榮先生の8名の先生方にご講演をいただきました。

 今回の講演会は、「補綴物を長期に維持するために」をメインテーマとし、Part1として「医院の総合力を高めよう」をテーマに各先生方から講演いただき、最後に、ご講演いただきました全員の先生方にディスカッションをしていただきました。尚、Part2は2009年5月17日に「安定した咬合を得るために」というテーマで開催する予定です。

 まずはじめに、コーディネーターの千葉英史先生より、ご自身の症例も説明されながら企画趣旨についての紹介がありました。

引き続き、「歯根破折を防ぐ ?縁下カリエス、支台築造、不利な歯列改変をとおして?」をテーマに下地勲先生より、歯根破折の原因と対策について、歯根側の耐力と咬合時荷重の調整等につきましてご講演いただきました。

 引き続き、鷹岡竜一先生より、「補綴物に現れる医院の総合力」をテーマに、補綴物を長期に維持するための、歯科医師、歯科衛生士と歯科技工士のコミュニケーションの重要性について、いくつかの症例を通じて、また、鷹岡歯科医院に勤務されている歯科衛生士の南真弓先生は、「補綴物の形を決めるもの ?DHの視点から?」と題し、磨きやすい補綴物の症例の紹介とメインテナンスを含め歯科衛生士の補綴物への関わりについてご講演いただきました。

 歯科技工士の山口周行先生は、「模型の観察と推察」と題し、院内ラボと外注ラボの経験から、「模型」の重要性とチェアーサイドとの連携のポイントについてご講演いただきました。

 次に牧野明先生および歯科衛生士の林園子先生より、「歯肉退縮への対処と予防 ?クリーピングとブラッシング?」をテーマに、歯科医師、歯科衛生士の情熱と患者の協力があればクリーピングも可能なことを、臨床例を通じて紹介いただきました。

 最後に松井宏榮先生より、「より良い歯周環境のための共通認識」をテーマに、補綴物の永続性のための患者、スタッフと歯科医師の共通認識がいかに重要であるかについてをご講演いただきました。

 ご講演の最後にパネルディスカッションがあり、8人の先生方からの様々なご意見や見解、追加説明がありました。

 展示コーナーでは、新製品でフロアブルレジンの「MIフロー」をはじめ、予防関連製品の「ブレスバランス」や「ルシェロ歯ブラシ」、「インプラントRe」、「フュージョンII」、「グラディアダイレクト」、「ナノコートカラー」、「サーパスG」等の診療製品や技工製品の他、手術用顕微鏡「OPMI PICO(カールツァイス社製)」、歯科用双眼ルーペ「アイルーペ」等を展示し、多くのお客様にお立ち寄りいただきました。

受付風景

受付風景

生涯研修受付

生涯研修受付

満員の会場

満員の会場

パネルディスカッション

パネルディスカッション

展示コーナー(1)

展示コーナー(1)

展示コーナー(2)

展示コーナー(2)