11月6日(土)・7日(日)の両日にわたり、愛知県 名古屋国際会議場にて、「日本歯科技工学会第32回学術大会」が開催されました。今回は「人を元気にする歯科医療」をテーマに、1,600名の参加登録があり大変盛会でした。
学術大会は、特別講演2題、企画講演2題、デモンストレーション10題、テーブルクリニック19題、ポスター発表103題、認定士講習会、テクニカルコンテストと、大変多彩な内容でした。大会長は日本歯科技工学会東海・北信越支部支部長の田中勝實先生でした。
メーカー後援のデモンストレーションでは、愛知県所属の都築宏也先生により、「AadvaとVITAを用いた臨床に適するフレームデザイン」のテーマにて、白いメタルといわれているジルコニアを臨床応用するための注意すべき点につきまして発表いただきました。
同様にデモンストレーションとして、奈良県所属の奥森健史先生により、「歯肉色ハイブリッド型レジン(グラディアガム)を用いた欠損補綴へのアプローチ」のテーマにて、最近の審美・インプラント時代の日常臨床において、多様化してきた歯肉色ハイブリッド型レジンの臨床例を通して様々な製作方法をご紹介いただきました。
テーブルクリニックでは、愛知県所属の三田正徳先生により、「注入型多目的レジンを用いた効率的な歯科補綴物の製作法」のテーマにて、注入型レジンの特性をふまえた各種歯科補綴物の効率的な作製方法をご紹介いただきました。
弊社関連会社社員もポスター発表において、「ジルコニアフレーム型ハイブリッドレジンの検討」のテーマにて新しく開発したジルコニア用プライマーの高い接着力について、「固定用常温重合レジンの重合収縮と寸法安定性」のテーマにて固定用常温重合レジンの寸法安定性について、それぞれ発表させていただきました。
また、50社の企業展示があり、弊社では、新製品となるデンタルスキャナー「Aadva Scan」、注入型多目的レジン「プロキャストDSP」、口腔内固定用常温重合レジン「フィクスピード」、硬質レジン歯「サーパスGシリーズ」他の製品展示を行い、多くのお客様にお立ち寄りいただきました。
なお、次回の第33回学術大会は、来年の10月1日(土)・2日(日)に東京 タワーホール船堀にて、東京医科歯科大学歯学部附属歯科技工士学校 校長の三浦宏之先生を大会長に開催される予定です。
名古屋国際会議場(4号館)
デモンストレーション(都築宏也先生)
デモンストレーション(奥森健史先生)
テーブルクリニック(三田正徳先生)
ポスター発表
ジーシー展示コーナー