10月9日(土)・10日(日)の両日にわたり、岐阜県 長良川国際会議場にて「第56回秋期日本歯科理工学会学術講演会」が開催され、約400名の参加登録者がありました。
学術講演会は、特別講演、公開シンポジウムおよびDental Materials Adviser/Senior Adviser 特別セミナー、口頭発表26題、ポスター発表85題が行われ、広範囲にわたる内容の発表でたいへん盛況でした。
大会長は、朝日大学歯学部 口腔機能修復学講座歯科理工学分野の土井豊教授でした。
特別講演は、名古屋大学エコトピア科学研究所の高井治所長が「バイオミメテッィク材料プロセシングの開発」について講演されました。
現在、人類の活動によって生じる地球環境への悪影響が大きな社会問題となっているなか、生物は無機物や有機物を合成して人工のデバイスでは実現できていない驚異的な機能を発現させているとのことで、その生物の生み出す物質、構造、機能、プロセスなどを学び、理解し、洗練させることによって新しい機能材料をデザインし、創造することは「バイオミメティック材料プロセッシング」と呼ばれており、これによって生まれる機能材料であるバイオミメティック機能材料の展開例についてお話されました。
公開シンポジウムIおよびDental Materials Adviser/Senior Adviser 特別セミナーでは朝日大学口腔病態医療学講座口腔外科学分野 式守道夫教授を座長に、「デンタルインプラント ―その現状と展望―」というテーマにて、3名の先生方が講演されました。弊社からはアドバンステクノロジー開発センターの花田進一郎より、「デンタルインプラント市場の潮流について」という演題にて講演させて頂きました。そのほかのシンポジストは、山八歯材工業株式会社の秦美治先生、中部インプラントアカデミー会長の梶本忠保先生でした。
企業展示では、新製品となるナノハイブリッド充填用コンポジットレジン「MIフィル」、LED可視光線照射器「G?ライト プリマII」、適合試験材「フィットチェッカー アドバンス」、やデュアルキュア型支台築造用接着性コンポジットレジン「ユニフィルコアEM」、ホームホワイトニング材「ディオン ホーム」等を展示させていただき、多くの先生方にお立ち寄りいただきました。
長良川国際会議場
A会場
ポスター会場
ジーシー展示ブース