「GC友の会 学術講演会 東京歯科技工講演会」を開催しました

  8月8日(日)東京ステーションコンファレンス5階サピアホールにて、「GC友の会 学術講演会 東京歯科技工講演会」を開催し、170名を超える参加登録があり、盛会裡に終了いたしました。「デンチャー・レクチャー」をテーマに、総義歯・可撤性義歯の作製におけるポイントを、福岡県久留米市でご開業の歯科技工士・田中昌弘先生、奈良県奈良市ご開業の歯科技工士・奥森健史先生に、それぞれご講演いただきました。

  まずは、田中昌弘先生より、「情報共有と相互理解」をテーマに、総義歯治療を行うにあたり歯科医師、歯科技工士の連携が重要かつ大切であり、総義歯治療を成功に導くために、歯科技工士が歯科医師から提示された情報を基に何を考え、何を行わなければならないかについて、想定すべき総義歯治療の最終像のイメージも含め、歯科技工士の観点から解説いただきました。また、審美義歯につきましても注意点や問題点を含めた先生のお考えをお話しいただきました。

  続いて、奥森健史先生に「デンチャーワーク新時代の機能と構造力学」をテーマに、大きな範囲での欠損補綴に関する新時代に即した補綴デザインの概念、及び補綴治療における独自性について解説いただき、高齢化を支えてきた欠損補綴の基礎となるパーシャルデンチャーの機能的考察、及び構造力学的考察、各マテリアルのもつ特性を生かしたパーシャルデンチャーとインプラントオーバーデンチャーについて多くの臨床例を交えてお話いただきました。

  質疑応答では、講演内容を踏まえて普段感じられている義歯作製時の疑問点等についてのご質問をいただき、講師の方からは解説だけではなくアドバイスもあり、非常に充実した内容の濃いものとなりました。

  展示コーナーでは歯科技工用マイクロスコープ「ラボマグ」をはじめ、新製品の「フィクスピード」、「プロキャストDSP」、「グラディアガム」などの技工関連製品の展示を行い、多くの方にお立ち寄りいただきました。

東京ステーションコンファレンス

東京ステーションコンファレンス

会場受付

会場受付


講演会会場

講演会会場

製品展示コーナー

製品展示コーナー