「第119回日本補綴歯科学会学術大会」が開催されました

  6月11日(金)?13日(日)の3日間にわたり、東京ビッグサイトにて、「第119回日本補綴歯科学会学術大会」が開催され、約2,200名の参加登録があり、たいへん盛会でした。
  今大会も引続き、「咬合・咀嚼が創る健康長寿」をメインテーマに、特別講演、海外特別講演、メインシンポジウム2題、臨床シンポジウム4題、ミニシンポジウム、研究セミナー、臨床スキルアップセミナー、市民フォーラムの他、課題口演発表、一般口演発表、ポスター発表、ランチョンセミナー4題など、多彩な発表が行われ、どちらの会場もたいへん盛況でした。
  大会長は、日本歯科大学生命歯学部歯科補綴学第1講座教授の志賀博先生でした。

  特別講演は、学会理事長の佐々木啓一教授を座長に、日本歯科大学生命歯学部歯科補綴学第1講座教授の小林義典先生が「咬合・咀嚼が創る健康長寿?日本学術会議に上程後10年を纏めて?」という演題にて講演されました。咀嚼機能の回復とその維持という課題に取り組んで10年経過したので、今まで報告されている研究成果のあらましを述べられ、更に今後の健康、医療、福祉における歯科臨床、特に歯科補綴臨床の目指すべき方向について語られました。

  メインシンポジウムは2題あり、1では「咬合・咀嚼が生体に及ぼす影響を考える?咬合・咀嚼と脳機能?」、2では「咬合・咀嚼が生体に及ぼす影響を考える?咬合・咀嚼と睡眠―」とのテーマにて発表があり、最後に総合討論が行われました。演者はシンポジウム1が大会長の志賀博教授を座長に、神奈川歯科大学顎口腔機能種復学講座教授の木本克彦先生、岩手医科大学歯学部歯科補綴学講座教授の鈴木哲也先生、シンポジウム2が大阪大学大学院歯学研究科顎口腔機能再建学講座教授の矢谷博文先(座長兼任)、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科咬合・有床義歯補綴学教授の皆木省吾先生でした。

  4題のランチョンセミナーの内、2題をジーシーが担当し、12日は埼玉県川口市ご開業の亀田行雄先生が「2-Implant OverDenture?総義歯のパフォーマンスを高める新しいテクニック?」という演題にて、13日は日本歯科大学生命歯学部歯科補綴学第1講座の田中彰先生、荒川一郎先生および弊社研究員の吉居英一が「チェアサイドで簡便に行える歯科補綴治療のデジタル機能検査」という演題にてそれぞれ講演されました。

  なお、次回大会は、2011年5月20日(金)?22日(日)に広島国際会議場にて開催される予定です。大会長は、広島大学大学院医歯薬学総合研究科の赤川安正教授です。

東京ビッグサイト(会議棟から俯瞰)

東京ビッグサイト(会議棟から俯瞰)

第1会場

第1会場

ランチョンセミナー(1)

ランチョンセミナー(1)

ランチョンセミナー(2)

ランチョンセミナー(2)

ポスター会場

ポスター会場

展示会場

展示会場