4月17日(土)・18日(日)の両日にわたり、東京・タワーホール船堀にて「第55回春季日本歯科理工学会学術講演会」が開催され、約500名の参加登録者がありました。
学術講演会は、特別講演、公開シンポジウム、口頭発表27題、ポスター発表73題が行われ、広範囲にわたる内容の発表でたいへん盛況でした。
大会長は、神奈川歯科大学生体材料器械学分野の楳本貢三教授でした。
特別講演は、大会長の楳本先生を座長に、「噛むチカラで脳を守る」と題し、神奈川歯科大学生体機能学講座生理学分野教授の小野塚實先生が、認知症になりにくい生活づくりについて講演されました。人間の五感全てを同時に働かせる口を動かすこと(咀嚼すること)が脳の右側前頭前野を活性化させ、引いては認知症の予防になることを実例にて説明されました。チューイングガムによる間違い探しゲームを受講者全員が体験しました。最後に認知症の予防策として、「運動」、「計算」、「音読」、「人とのコミュニケーション」、「よくかんでよく食べる」生活習慣を身につけることの重要性をお話されました。
企業展示では、口腔内固定用常温重合レジン「フィクスピード」、注入型多目的レジン「プロキャストDSP」、グラスアイオノマー系仮着材「フジTEMP」、水硬性仮封材「キャビトンEX」、デンタルフロス「ルシェロフロス」、「MIペースト」等を展示させていただき、多くの先生方にお立ち寄りいただきました。
なお次回大会は、2010年10月9日(土)・10日(日)に朝日大学の主管にて開催される予定です。
タワーホール船堀
会場入口
A会場
ポスター会場
ジーシー展示ブース
会場より東京スカイツリーを望む