10月1日(土)・2日(日)の両日にわたり、東京都・タワーホール船堀にて、「日本歯科技工学会第33回学術大会」が開催されました。今回は、「歯科技工の役割?咀嚼・嚥下機能の回復を果たすために?」をテーマに、約2,000名の参加登録があり大変盛会でした。
学術大会は、基調講演、特別講演、市民フォーラム、企画セミナー、認定士講習会、ポスター発表85題、テーブルクリニック21題、デモンストレーション13題、テクニカルコンテスト他があり、大変多彩な内容でした。
大会長は東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科摂食機能保存学分野教授の三浦宏之先生でした。
特別講演は、日本歯科技工学会会長の齊木好太郎先生を座長に、art & experience B e R代表の山本尚吾先生が「?Bianco e Rosso?機能(咬合・咀嚼)と審美を達成するプロセスとデザイン」という演題で講演されました。30年間の臨床経験から分類した上顎中切歯の内部構造による分類の解説をされ、オールセラミックスによる再現法の解説及び補綴物作製のためのプロセス(工程)とデザイン(設計)の重要性とその調和のための基礎知識をお話いただき、最後に歯科技工を生業とする皆様へのメッセージで締めくくられました。
テーブルクリニックでは、東京都歯科技工士会の滝澤崇先生より「ナノハイブリッドタイプレジンの審美的臨床応用」の演題にて、神奈川県歯科技工士会の田中文博先生より「歯科用CAD/CAMを使用した臨床現場での取り組みと展望」の演題にて弊社製品に関するご講演をいただきました。
メーカー賛助によるデモンストレーションでは、東京都の関克哉先生より、「GC Initialを用いた臨床応用」の演題にて、神奈川県の小見川淳先生より、「InitialとAadvaを用いたシステマチックセラミックレストレーション」の演題にてご講演及びデモを行っていただきました。また、株式会社ジーシーデンタルプロダクツの木下一弘より、「サーパスG人工歯の特長と咬合調整について」の演題にて、そして弊社の町田大樹より、「次世代“ナノハイブリッド型”前装冠用硬質レジンについて」という演題にて講演及びデモを行いました。
ポスター発表においては、弊社及び関連会社社員より「次世代前装冠用硬質レジンオペークの物性と優位性」、「次世代“ナノハイブリッド型”前装冠用硬質レジンの物性について」、「オパール効果に関する定量的測定方法の検討」の3テーマを発表させていただきました。
また、54社の企業展示があり、弊社では、デンタルスキャナー「Aadvaスキャン」、新規歯科用陶材「ジーシーイニシャル」、超高強度MFRナノハイブリッド型硬質レジン「グラディアフォルテ」、バイオミメティック・コンセプトから生まれた新次元の人工歯「リブデントグレース」、天然歯に迫る審美性とリアル感を持った硬質レジン歯「サーパスGシリーズ」、光重合型レジン表面滑沢キャラクタライズ材「ナノコートカラー」、急速加熱型金属床用りん酸塩系埋没材「イノベストMP」他の新製品の展示を行い、多くのお客様にお立ち寄りいただきました。
なお、次回の第34回学術大会は、来年の9月15日(土)・16日(日)に岡山コンベンションセンターにて、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科副研究科長でインプラント再生補綴学教授の窪木拓男先生を大会長に開催される予定ですた。
タワーホール船堀
会場入口
A会場(大ホール)
テーブルクリニック
デモンストレーション
ポスター発表(GC研究所)
ポスター発表(GCデンタルプロダクツ)
ジーシー展示コーナー