6月9日(土)・10日(日)の両日にわたり、東京国際フォーラムにて、「第30回日本顎咬合学会学術大会・総会」が開催されました。今回は、30周年記念大会として「夢のある未来に向けて?日本顎咬合学会30年からの飛躍?」をメインテーマに、5,000名を超える参加登録があり、盛大な大会になりました。
大会会長及びプログラムチェアマンは、学会理事長で大阪市ご開業の南清和先生でした。
特別講演は「A 30 year retrospective on prosthodontic success and failure」と題し、大会会長の南先生を座長に、アメリカ・シアトルでご開業のDr. Frank Spearが講演されました。時系列で歯科補綴治療の節目となる大きな出来事のあった年にご自身の臨床例を交え、どんな治療が行われていたかを紹介されました。そしてそのご自身の行ってきた治療を振り返り、失敗例、成功例の紹介とともに、その時行った選択が正しかったのか間違っていたのかを第三者的に評価する形でお話しされました。
一般市民の方々をも対象とした公開フォーラムは、今年度からスタートした学会認定歯科衛生士・認定歯科技工士制度の認定研修も兼ねて開催されました。「命の入り口 心の出口?健口長寿?」をメインテーマに日本歯科大学生命歯学部の小林義典教授を座長として、3名の先生方が講演されました。「ライフステージに応じた口腔機能の回復で幸せな人生を」をタイトルとして、佐賀県武雄市でご開業の増田純一先生、大分県佐伯市でご開業の河原英雄先生、茨城県土浦市でご開業の上濱正先生の順にご講演され、最後にディスカッションが行われました。
ジーシー主催のメーカーシンポジウムでは、「健康なかみ合わせを考える?その診断と治療?」をテーマとして、久保田智也先生を座長にお二人の先生にご講演いただきました。東北福祉大学の渡邉誠教授には、「咬合接触・咬合力からみた咬合診断―バイトアイとオクルーザーの応用―」、大阪府東大阪市でご開業の本多正明先生には、「口頭嵌合位の重要性」と題してそれぞれお話しいただきました。
また、賛助会員企業展示では89社が出展しました。ジーシーは、機械製品では先進機能と快適さをお贈りするデンタルユニット「イオムレガロ」、アーム型X線CT診断装置「プロマックス3D Mid」、手術用顕微鏡「OPMI pico」、高圧蒸気滅菌器「バキュクレーブ31B+」等を展示しました。材料製品では新・表面性状“Aanchor surface”が良好なジーシーインプラント「ジェネシオPlus、セティオPlus」、ナノフィラーテクノロジーを集結した充填用CR「MIフィル、MIフロー、MIローフロー」、高強度充填用グラスアイオノマーセメント「フジIXGPエクストラ」、短時間で効率よく歯面全体を磨く歯ブラシ「ルシェログラッポ」、歯科用下顎運動測定器「ナソヘキサグラフIII」、歯接触分析装置「バイトアイBE?I」、デンタルスキャナー「Aadvaスキャン」、等を展示し、多くのお客様にお立ち寄りいただきました。
開会式
特別講演
公開フォーラム
メーカーシンポジウム
ポスター会場
GC展示ブース