「第56回秋季日本歯周病学会学術大会」が開催されました

  9月21日(土)・22日(日)の両日にわたり、前橋市・前橋市民文化会館、前橋テルサにて「先進医療と口腔ケア」をテーマに、「第56回秋季日本歯周病学会学術大会」が開催され、たくさんの方の参加登録があり、たいへん盛会でした。
  学術大会は、特別講演、シンポジウム3題、認定医・専門医教育講演、学会主導企画、学会主導型研究、歯科衛生士教育講演、市民公開講座、ランチョンセミナー5題、一般演題ポスター81題、臨床(認定医・専門医)ポスター56題、歯科衛生士症例ポスター16題、企業展示が行われました。
  大会長は、新潟大学大学院医歯学総合研究科 摂食環境制御学講座 歯周診断・再建学分野の吉江弘正教授でした。

  特別講演では、愛知学院大学歯学部歯周病学講座教授 野口俊英先生を座長に、「Contemporary concepts in regenerative periodontal therapy」との演題にて、Department of Periodontology, University of Bern, Switzerland教授 Anton Sculean先生がご講演されました。

  シンポジウム1では、「サイトカイン治療 vs. 細胞治療」とのテーマにて、新潟大学大学院医歯学総合研究科摂食環境制御学講座歯周診断・再建学分野教授 吉江弘正先生を座長に、京都大学再生医科学研究所 生体組織工学研究部門生体材料学分野教授 田畑泰彦先生、東京女子医科大学先端生命医科学研究所教授 大和雅之先生をコメンテーターにお迎えし、「歯周組織再生を目指したサイトカイン治療 ― FGF?2製剤開発の現状―」の演題にて、大阪大学大学院歯学研究科 口腔分子免疫制御学講座 歯周病分子病態学准教授 北村正博先生が、「サイトカイン療法 PDGF製剤の歯周組織再生療法への応用」の演題にて、東京都開業、東京医科歯科大学歯学部歯周病学分野 二階堂雅彦先生が、「自己培養歯根膜細胞シートを用いた歯周組織の再建」の演題にて、東京女子医科大学先端生命医科学研究所(兼)歯科口腔外科 岩田隆紀先生が、「培養骨膜シートによる歯周組織再生療法」の演題にて、新潟大学大学院医歯学総合研究科 摂食環境制御学講座 歯周診断・再建学分野准教授 奥田一博先生が、それぞれ講演されました。

  また、シンポジウム2では、「歯周病とリウマチ」とのテーマにて、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 歯周歯内治療学分野教授 永田俊彦先生を座長に、「Overview of Etiological Similarities between Periodontitis and Rheumatoid Arthritis」の演題にて、The Colgate Australian Clinical Dental Research Centre at the University of Adelaide教授 Mark Bartold先生が、「関節リウマチ治療の進歩」の演題にて、東京医科歯科大学名誉教授 宮坂信之先生が、「関節リウマチと歯周炎におけるサイトカイン標的療法の効果」の演題にて、新潟県立リウマチセンター リウマチ科 伊藤聡先生が、それぞれ講演されました。

  また、シンポジウム3では、「5疾病と口腔ケア」とのテーマにて、医療法人渓仁会 札幌西円山病院 歯科 藤本篤士先生、(公財)ライオン歯科衛生研究所 武井典子先生を座長に、「5疾病と口腔ケア」の演題にて、医療法人渓仁会 札幌西円山病院 歯科 藤本篤士先生が、「糖尿病と口腔ケア」の演題にて、文教通り歯科クリニック 三辺正人先生が、「急性心筋梗塞と口腔ケア」の演題にて、大津市民病院 歯科口腔外科 山本伸子先生が、「口腔機能管理はがん治療の支持療法である」の演題にて、東京歯科大学オーラルメディシン・口腔外科学講座教授 片倉朗先生が、「脳卒中患者における当院での歯科的対応」の演題にて、社会医療法人若弘会 わかくさ竜間リハビリテーション病院 今井美季子先生が、「認知症と口腔ケア」の演題にて、医療法人渓仁会 札幌西円山病院 歯科 藤本篤士先生が、それぞれ講演されました。

  なお、次回大会は、2014年10月19日(日)に神戸にて、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科歯周病学分野教授 和泉雄一先生を大会長に開催される予定です。


前橋市民文化会館

前橋市民文化会館

会場入口

会場入口


講演会場 (大ホール)

講演会場 (大ホール)

展示会場

展示会場


ポスター会場

ポスター会場