「GC友の会 学術講演会 東京講演会」を開催しました

  4月19日(日)に、ベルサール渋谷ファーストB1HALLにて、「GC友の会 学術講演会 東京講演会」を開催し、多くの参加登録があり盛会でした。
  今回は、「チームでレベルアップ!歯周治療!!?歯科医師・歯科衛生士それぞれの視点からの提案?」をメインテーマに、(1)「過去の変遷から考える歯周治療?いつの時代も大切な歯周基本治療、そして歯周外科、再生療法へ?」(2)「インプラントメインテナンス!どうするの?」(3)「コミュニケーションスキルをアップしょう」をテーマに福岡県福津市・水上歯科クリニックの水上哲也先生、下田裕子先生、東京都中央区・長谷川歯科医院の長谷川嘉昭先生、川崎律子先生の4名の先生方にそれぞれのテーマについてご講演いただきました。

  水上先生は、歯周病の治療では医院の総合力が求められます。そこにはチーム医療としての協力と協調、個人レベルでの技術の向上とモチベーションの維持などさまざまな要素がありそれゆえこの歯周治療は私たちにとって深く、そして面白い分野と言える。しかしながら現実の臨床では予期せぬ事態がしばしば発生する。これらを乗り越えて患者さんの病態を改善し長期にわたり維持できた時、歯科医師、歯科衛生士、スタッフ、そして患者さんはその喜びを分かち合うことができる。歯周組織再生療法、根分岐部病変、インプラント歯周炎、これらについてどのようにスキルアップするか、どのように患者さんのケアーを行うのか、術式の選択はどのように行っているのかについて解説されていました。

  下田先生は、それぞれの患者さんには、それぞれの生活環境がありリスク因子があり個体差があり、そして何よりもそれぞれの人生があります。歯科衛生士である私たちは患者さんの生の声に直に接しながら女性的な視点から技術的なサポート、精神的なサポートを行います。それらを踏まえ郊外型のクリニックである当院でのチームアプローチについて解説されていました。

  長谷川先生は、歯周治療は、患者さんとの長距離レースです。患者さんに「最善の医療」を提供するには、チーム力は欠かせません。歯周基本治療を通じて、歯科衛生士が情報を整理し、チームで評価し次の治療戦略を立てることが肝心です。例えば、根分岐部病変の治療は、歯周治療における永遠のテーマの一つです。保全療法で対応するのか?再生療法を選択するべきなのか?いずれの選択に対しても、その経過は良好なものもあれば、そうでないものもあるのが本音である。それらの治療結果の集積から、自らの診断スキルを上げ、次の一手をどう決断していくかを医院全体でシェアすることが、最も大切なことだと解説されていました。

  川崎先生は、やっているようでできていない歯周治療、わかっているようでわかっていない歯周治療。歯科医師と歯科衛生士で共通の認識をもって、もっと楽しく本物の歯周治療をたのしみましょう。そしてSRP、インプラントメインテナンスなどの技術というハードな面とコミュニケーションというソフトな面を習熟することは歯科衛生士としてだけではなく女性としても輝けるはずと解説されていました。

  展示ブースでは、予防製品「ルシェロ歯ブラシ」、「ルシェロ歯間ブラシ」、「MIペースト」、口腔内細菌検査サービス「サリバチェックラボ」、CAD/CAMシステム用ハイブリッドレジンブロック「セラスマート」、接着性レジンセメント「ジーセムセラスマート」、新しい表面性状とデザインを有する「ジーシーインプラントRe/ジェネシオPlus、セティオPlus」、シランカップリング材「セラミックプライマーII」、塗布後待ち時間0秒で操作が出来る、多目的光重合型ボンディング材「G-プレミオボンド」、ナノフィラーテクノロジーを応用したペーストタイプの光重合型コンポジットレジン「MIグレースフィル」をはじめ様々な製品の展示を行い、お客様にお立ち寄りいただきました。


ベルサール渋谷ファースト

ベルサール渋谷ファースト

会場

会場


川崎先生 長谷川先生 下田先生 水上先生

川崎先生 長谷川先生 下田先生 水上先生

展示コーナー

展示コーナー