6月9日(木)・10日(金)の両日にわたり、栃木県・栃木県総合文化センターにて「日本歯科保存学会2016年度春季学術大会(144回)」が開催され、約1,300名の参加登録者があり、たいへん盛会でした。
学術大会は、「超高齢社会を見据えた保存治療のあり方」をテーマに招待講演、特別講演、先端講演、シンポジウム3題、教育講演他が行われました。
大会長は、日本大学歯学部保存学教室歯内療法学講座教授の小木曽文内先生でした。
招待講演では、大会長である日本大学歯学部保存学教室歯内療法学講座教授の小木曽文内先生を座長に、「健康長寿とちぎづくりの推進?「健康長寿日本一とちぎ」の実現を目指して?」の演題にて栃木県知事の福田富一先生が講演されました。
特別講演では、長崎大学大学院医歯薬学総合研究科齲蝕学分野教授の林善彦先生を座長に、日本大学名誉教授、冠水会東京ハートセンター病院長、水聖会メディカルスキャニング理事長の上松瀬勝男先生より「高齢者の歯科治療における心と身体の留意点」という演題にて講演されました。
先端講演では、日本大学松戸歯学部歯内療法学講座教授の松島潔先生を座長に、日本大学歯学部特任教授の新井嘉則先生より「歯科用CTの活用」という演題にて講演されました。
シンポジウムでは、東京医科歯科大学(TMUD)大学院医歯学総合研究科口腔機能再構築学講座歯髄生物学分野教授、日本歯科保存学会理事長の興地隆史先生をコーディネーターに、「高齢者への歯科保存治療?臨床の立場から?」というテーマで行われました。講演1は、神奈川県、秋本歯科診療所の秋本尚武先生が「保存修復学の立場としての対応」の演題にて、講演2は、大阪府、医療法人豊永会きのもと歯科の木ノ本喜史先生が「高齢者の歯内療法の勘所」の演題にて、講演3は、東京都、藤川歯科医院の藤川謙次先生が「超高齢社会への対応?歯周治療を行う立場から?」の演題にて、それぞれ講演されました。
教育講演では、神奈川歯科大学大学院歯学研究科歯髄生物学講座教授の石井信之先生を座長に、日本歯科大学生命歯学部衛生学講座の八重垣健先生より「利益相反について」という演題にて講演されました。
展示ブースでは、保険適用の「ジーシーファイバーポスト」や支台築造用接着性コンポジットレジン「ユニフィルコアEM」をはじめ、多目的光重合型1液性ボンディング材「G?プレミオボンド」、接着性レジンセメント「ジーセムリンクフォース」、「ジーセムセラスマート」、「ジーセムリンクエース」、貴金属/非貴金属/ジルコニア用接着性プライマー「メタルプライマーZ」、フロアブルコンポジットレジン「MIフローII」の他、充填材料「フジVII」「フジIXGPエクストラ」、義歯用長期弾性裏装材「ジーシーリラインII」、デュアルキュア型テンポラリーC&B用コンポジット「テンプスマート」、保険適用の咀嚼能力検査装置「グルコセンサーGS?II」等、新製品をはじめ、様々な製品の展示をさせていただき、多くの先生方にお立ち寄りいただきました。
なお、次回大会は、2016年10月27日(木)・28日(金)に長野県松本市のキッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)にて、松本歯科大学歯科保存学講座教授の山本昭夫先生を大会長に開催される予定です。
栃木県総合文化センター
会場入口
メイン会場
ポスター会場
展示会場