10月14日(土)・15日(日)の両日にわたり、新潟市・朱鷺メッセにて「日本歯科理工学会 平成29年度秋期第70回学術講演会」が開催され、多くの方の参加登録がありました。
学術講演会は、特別講演1題、口頭発表29題、ポスター発表84題他が行われ、活発な質疑応答がなされました。
大会長は、新潟大学大学院医歯学総合研究科生体組織再生工学分野 教授の泉健次先生でした。
特別講演およびDental Materials Adviser/ Senior Adviser 特別セミナーでは、大会長の泉健次教授を座長に、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構の水野潤教授から「デバイス科学を用いた歯科理工連携への新しい展開」と題したご講演がありました。
「デバイス科学」というキーワードを中心に、MEMS微細加工技術、アドバンスドマテリアル、表面化学、モデリング、プリンテッドエレクトロニクスなどを要素技術として研究を行っています。これらの技術に基づき、有機ELやエレクトロニクス実装、アドバンスドマテリアル、バイオ/メディカルデバイスなどの分野に取り組んでいます。
講演では、歯科―理工連携にも積極的に取り組んでおり、歯科用樹脂材料の異種接合技術の開発、ナノインプリント技術を駆使したオッセオインテグレーションメカニズムの解明、電子顕微鏡下での生細胞観察技術開発などについて紹介されました。
なおポスター発表において、弊社研究員・小島健嗣より「次世代型石膏の開発による模型製作の新提案‐新規超速硬性高流動石膏の理工学的特性‐」を、宮川あずさより「新規フロアブルコンポジットレジンの着色性」をそれぞれ発表させていただきました。
展示ブースでは、歯科接着用レジンセメント「ジーセムONE」、歯科接着用レジンセメント(デュアルキュア型)「ジーセム リンクフォース」、CAD/CAM用高靭性ハイブリッドブロック「セラスマート270」、リチウムシリケートガラスセラミックフレーム用ベニアリング陶材「イニシャルLisi」、光重合型レジン表面滑沢キャラクタライズ材「ナノコートカラー」、LED可視光線照射器「G-ライトプリマIIPlus」等、新製品をはじめ、様々な製品の展示を行いました。
なお次回大会は、2018年4月14日(土)・15日(日)に大阪府・大阪歯科大学 楠葉学舎にて開催される予定です。
大会長は、大阪歯科大学歯科理工学講座 教授の今井弘一先生です。
朱鷺メッセ
メイン会場
ポスター会場
展示会場