「GC友の会 学術講演会 東京ステップアップ講演会」を開催しました

 12月22日(日)に、ベルサール渋谷ファースト B1Fにて、「GC友の会 学術講演会 東京ステップアップ講演会」を開催し、約640名の多くの先生方にご来会いただきました。
 今回は、「目からウロコ!?楽しく学ぶ予防&メインテナンス」をメインテーマに、大阪大学歯学研究科予防歯科学講座教授 天野敦雄先生、兵庫県尼崎市 石川齒科醫院 歯科衛生士 福原あゆみ先生、東京都調布市 小林歯科医院 歯科衛生士 小林明子先生にご講演いただきました。

 最初に、天野敦雄先生に「臨床予防歯科最前線 なるほどなっとく!う蝕と歯周病のメカニズム」と題して、お二人目は、福原あゆみ先生に「患者さんとともに取り組む歯周治療」と題して、そして、小林明子先生に「生涯メインテナンスを支える歯科衛生士のミッション」と題してご講演をいただき、最後に会場からいただいたご質問に対し、3名の先生にご回答をいただきました。

 天野先生のご講演では、う蝕や歯周病のメカニズムについて、21世紀のキーワードと言われている新しい概念「Microbial Shift(マイクロバイアルシフト)」をご解説いただきました。また、keystone Pathogenと言われるP.g菌や歯周病原細菌の特徴をご解説いただき、出血や炎症のコントロールの重要性など、とてもためになるお話しを、笑いを交え楽しくお話いただきました。

 福原あゆみ先生には、「患者さんとともに取り組む歯周治療」と題してご講演をいただきました。歯科衛生士に求められる能力について、口腔内の観察や面談した際に気づく能力、相手の様子、タイミングをはかり励ます能力、正しい知識を活用し説明する能力、歯石を取りきる能力(歯科衛生士としての高いスキル)などの重要性を挙げられ、患者さんとともに歩む歯周治療の取り組みについて症例を通してお話しいただきました。

 小林明子先生からは、健康長寿社会における歯科医療の重要性と、その中でも全身疾患とかかわりがある歯周病への取り組みについて、患者さんの口腔の健康を生涯メインテナンスで護るという歯科衛生士の5つの使命についてお話しいただき、継続的なメインテナンスで、患者さんの生涯の健康をサポートしていくという素晴らしいミッション、歯科衛生士にしかできない仕事に誇りと自覚を持って遂行する素晴らしさをお伝えいただきました。

 講演会最後の質疑応答・ディスカッションでは会場から寄せられた、たくさんの質問に3名の先生方それぞれより、会場の皆様へのエールとともにお答えいただき、大変盛況にて閉会いたしました。

 なお、今回はGC友の会イメージキャラクター「ハローキティ」も参加し、来会者や講師の先生方と写真撮影をするなど楽しい雰囲気で行われました。


ベルサール渋谷ファースト

会場玄関口

天野敦雄先生
大阪大学歯学研究科
予防歯科学講座教授

福原あゆみ先生
石川齒科醫院


小林明子先生
小林歯科医院

質疑応答


講演会場風景

展示ブース

GC友の会のイメージキャラクター
「ハローキティ」も歯周病のお勉強!

記念写真撮影会にも大勢の先生
歯科衛生士の皆様が参加されました。