5月19日(金)~21日(日)の3日間にわたり、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜にて「日本補綴歯科学会第132回学術大会-設立90周年記念大会-」が開催されました。本大会は、現地開催とWEB配信(一部ライブ配信およびポスターオンデマンド配信)とのハイブリッドにて実施されました。
「補綴の未来、歯科の未来.‟Society 5.0 に向けたイノベーションの創出”」をメインテーマに、理事長講演、シンポジウム、海外特別講演、メインシンポジウム、臨床エクストリームセッション、特別講演、症例報告コンペティション、ランチョンセミナー、課題口演9題、一般口演30題、ポスター発表133題、企業展示などが行われました。
大会長は、昭和大学歯学部歯科補綴学講座の馬場 一美教授でした。
理事長講演では、昭和大学歯学部歯科補綴学講座の馬場 一美教授を座長に、岡山大学学術研究員医歯薬学域インプラント再生補綴学分野の窪木 拓男教授が「補綴歯科専門医として社会と繋がる ―補綴の価値のさらなる創出に向けて―」を演題にご講演されました。
特別講演では、昭和大学歯学部歯科補綴学講座の馬場 一美教授を座長に、昭和大学医学部内科学講座臨床感染症学部門の二木 芳人教授が「新型コロナウイルス感染症パンデミックの終息に向けて」を演題にご講演されました。
海外特別講演では、九州歯科大学口腔再建分野リハビリテーション学の細川 隆司教授、北海道大学大学院歯学研究院口腔機能補綴学教室の横山 敦郎教授を座長に、University of GenevaのBjarni E. Pjetursson教授が「Is evidenced based treatment planning in prosthetic dentistry realistic or only an illusion? 補綴歯科におけるエビデンスに基づく治療計画は現実的か、それとも錯覚にすぎないか」を演題にご講演されました。
メインシンポジウムでは、北海道医療大学歯学部口腔機能修復・再建学系デジタル歯科医学分野の疋田 一洋教授、東北大学大学院歯学研究科分子・再生歯科補綴学分野の江草 宏教授を座長に、長崎大学生命医科学域口腔インプラント顎分野の澤瀬 隆教授、岡山大学学術研究院医歯薬学域インプラント再生補綴学分野の窪木 拓男教授、北海道大学大学院歯学研究員生体材料工学教室の吉田 靖弘教授、広島大学医学科学研究科口腔生物工学研究室の二川 浩樹教授が「臨床へ実装されるバイオロジー研究 ~研究室から診療室へ~」を演題にご講演されました。
10題のランチョンセミナーの内、1題をジーシーが担当し日本臨床歯科学会所属の中野 忠彦先生に「審美修復治療におけるマテリアルセレクション」についてご講演いただきました。
ポスター発表では、ジーシー研究所より「フィットチェッカーONE」に関する研究テーマ「シリコーン系適合試験材の各厚さの色差の評価」、「ジーセムONE neo」に関する研究テーマ「『ジーセムONE neo』の耐摩耗性」、「ジーシー イニシャルLiSiブロック」に関する研究テーマ「二ケイ酸リチウムガラスセラミックスの耐酸性評価」の発表を行い、多くの来会者にご覧いただきました。
なお、次回大会「日本補綴歯科学会第133回学術大会」は、2024年7月5日(金)~7日(日)に千葉県美浜区の幕張メッセにて開催される予定です。大会長は、日本大学松戸歯学部有床義歯補綴学の河相安彦教授です。
会場:パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
会場入り口 看板
第1会場
第2会場
ポスター発表
「シリコーン系適合試験材の各厚さの色差の評価」
ポスター発表会場
ジーシー展示ブース
ランチョンセミナー
「審美修復治療におけるマテリアルセレクション」